絶望短歌 その1
・本当に死にたいのなら今すぐに自分自身が気付く間もなく
・キショすぎる己の性と相見え 死ぬにも死ねず寝て日を過ごす
・三日間飲まず食わずで死ねるとか 俺は初日でお茶漬け食べた
・生きるとは本能を受け入れること 理屈を諦めて息をする
・自意識を飼い慣らすたび思い出す 産まれる前の充溢した無
・俺はもう「生きること」しかできなくて 誰に合わせる顔もないのに
・もう二度と誰の声にも触れないで部屋の隅にて震えて眠る
・切実さ それだけをただ求めてる 他の全ては嘘に感じる
・この光る画面のせいで眠れずにそれでも他に行くあてもなく
・明日から何を信じて生きようか 今日までの日々どう生きてきた
・ありがとう 君と過ごしたあの頃を嘘で固めて思い出にする
・寂しさは社会的動物故の性質であり理由などない
・こころまで誰かのものになれたなら やっと素直に生きられるかな
・「死にたい」という発言のその中に死にたいという意味はないです
溜まったらまた
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