社会的性別の期待
緩る繋なマガジンも新しいメンバーが増えたので、気になるコレ書いてみたい。
私の話。
女として生まれた。
祖父は、私を見たとき、なんだ女かと言って、産院を後にしたそうだ。
その後、二人生まれたが、女だった。
祖父母は、後継ぎを私に決めたのだろう。
小さい頃から、祖父母の家の周りの道や家の名前、などを教えて回り、最後にこういうのだ。
「この辺りを治めるのは、あなただ」と。
実家は、元自営で、近所の人たちはその工場で働いていた人が多い。
戦後しばらくして、廃業してますが、いまさら何を継ぐの?
我が家は転勤族で、祖父母とは別の地域で暮らしていた。
祖父母の家は遊びにいくところで、それ以上の感情はない。
そういいながら、名字継いでます(笑)
夫が変えてくれました。
理解し、後押ししてくれた義両親には、感謝しかありません。
次に感じた、遊びについて。
お人形さんとか、シルバニアとか。
三姉妹のため、ミニカーとか電車とかなかったな。
転勤する度に母が連れていく近所の女の子の家。
女どうしでも、相性あるのよ。
遊びで楽しかったのは、冒険ごっこ。
知らない土地に独りで入り込む。
自転車に乗って、迷子なんて日常茶飯事。
あとは、ジグソーパズル。
よくやってた。
ただ、自分の世界に潜っていたかった。
憧れたのは、ミニ四駆やプラモデル。
立体が組み立てたい。
学生になった。
女の子の遊びはお喋りが主流になってくる。
正直、女子トークが苦手。
連れしょんとか、恥ずかしいだけ。
裏表ありすぎて、疲れる。
でも、入っていないと浮くじゃん?
読書家やガリ勉になる選択した。
男子トークなら入った?
どうだろう?真面目くんとなら、話したかもな~
就職してから。
分かりやすいほどの、男女別の仕事。
窓口は女性。現場は、男性。
それこそ、会議のお茶汲みとか言われた。
秘書は女性、なんて決まりないのに、男性はみたことがない。
‥と言い切れるぐらいだった。辞める直前に、男のが座っていた。時代は、動いている。
式典の服装。
女性ならスカートだろうと言う、頭の硬い管理職の方々。
スカート履けない理由があるんですよ。
静脈瘤といって、血管がボコボコ浮き上がっている足、見たいですか?
得意、不得意があるのは、十分に分かっています。
高い場所の重い箱、若い男の子にお願いします。
ありがとう、助かったよ!
役に立って嬉しい。誉められて嬉しい。
若手の男子職員、育てます。
もちろん、相手が辛い時は私がやりますよ。
書類の整理とか、苦手な事は積極的に受けますよ。
女ではなく、私が好きだから。
女は得意だろうと押し付けるのは、止めてほしい。
私も現場に出たいし、この目でみたい。
いつ電話番なんて、ツマンない。
結婚は割愛。
夫、快適なので。
名字譲ってくれるぐらいだし。
子育て。
保育園は、お母さん。
本当、これ。
送りも迎えもほぼ同じなのに、先生が声かけるのも、電話があるのも、母。
小さい時は仕方ない部分もあると割り切ってた。
育児はするけど、家事はお願い。
役割分担で乗り切った。
ただ、復職したとたんに、これ。
子どもの発熱で三日休み続けた。
夫に交代をお願いすると、いいよと返事。
その後、上司に報告したら、奥さんの実家でみてもらえないのか、ときた。
時代錯誤だ。
子どもの世話は、母か母側がやると決めつけているのだ。
社会的性別の期待する役割は、時代とともに変化している。
この期待が薄まれば、私も女で居たくないと、思わないのか。
けして、男になりたいわけではないのだから。
ただ、役割から逃げたいのかもしれない。