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赤い実はじけた

noterさんの記事を読んでいたら、懐かしいワード出てきたので、共有できたらうれしい。

パチン。そのとき、6年生の綾子の胸の中で、何かがはじけた。同じクラスの哲夫が、実家の魚屋を手伝っている姿を目にしたときだった。哲夫とは1年生から一緒で、それまで何も感じなかったのに。それどころか、どちらかというと「声が大きくて、ちょっと怖いな」としか思わなかったのに……。

「不思議なのよ。綾ちゃんも、いつか赤い実がはじけるわよ」

いとこの千代が言っていたのは、このことだろうか。

【作者/挿絵】
名木田恵子 作/三木由記子 絵

【掲載巻/版】
6年上巻/平成4年度版・平成8年度版

タイトル     赤い実はじけた
内        容      友達だった男の子が、父親の仕事を手伝っている姿を見て、初恋をした時のお話。

国語の教科書に約8年間掲載された物語。
この期間に光村図書で学んだ人だけが知っている
『赤い実』

話がずれますが、学校の教科書って、全国統一ではないんです。
市町村ごとに教育委員さんが、取り上げている内容や表現方法、色使い、字の大きさを見ながら、選んでいます。4年に1回のペースで。
なので、転校すると、同じ学年なのに教科の話が通じない、なんてことも。


さて、この物語に出会った時は、教科書なので小学校6年生。
5年生の終わりに県外から転校して、やっと言葉や習慣に慣れてきた頃に習った。
クラスに魚屋の息子がいたので、ネタになった。
それで、他の内容より思い出がある。


それ以来、恋にはならない、『ドキッ』を『赤い実はじけた』と呼んでいる。

結婚して15年を過ぎ、共働き、子ども3人。

家事分担や育児分担で揉めたり、産休、育休で責任を勝手に独りで背負ってた。

クレーム対応が終わり、受話器をおろした途端、前席も職員から、お疲れ様の一言。バチン

システムの入力誤りをサラッと修正してくれたシステム担当の職員に、パチン。

復職したての時に上司の優しい言葉に、パチン。
『お子さん、熱なら早く帰んな。』

家事と育児と仕事と、限界になってキレた私に洗濯は俺がやると申し出てくれた夫、パチン。

さらに、息抜きのためと平日の有給を取ってデートに連れていってくれた夫。
バチーーーン

気持ちや心の話を親身に聞いてくれた上司、パチン。
仲良さに嫉妬?して、釘をさす夫、パチン。
可愛すぎ。甘え上手。末っ子夫。

体調不良からオススメ整体を紹介してくれたママ友、パチン。
『ここ行っておいで。腕もいいし、しっかり話聞いてくれるから。』
あの時は、その気持ちが効いたよ。

バイクに乗り込んで、行ってくると手を上げる夫。
パチン。
この姿、好きなんです。
ただノロケたかっただけです。


いや~、頭のなかお花畑咲いてますね、この人。

今は専業で人に会う機会も少ないですが、そろそろ赤い実を探しに働きに出掛けたいなぁ。

この動機付けは、夫に内緒で。







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