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記憶に残る思い出
やっぱり、あそこには、敵わないよ。
なに、また、その話?
もう十分、元とったよね!
なんの話かというと、記憶って思い出ってこと。
休日に、話題のお店だということで、山の奥まで車を走らせて、たどり着いたレストラン。県外ナンバーが沢山停まっておりおり、長時間待たされた。
やっとの思いでハンバーグにありついたが、美味しくなかった。
しかも、高かった。
お母さんの作ったハンバーグの方が美味しいよ!
わが子は、なんて可愛いことを言ってくれるのだろう。
確かに、おまえの作ったハンバーグの方が美味しいな。
ありがとう、夫よ。
そして、私も思った。
私が作った方が、美味しい。
料理自慢ではない。
本当に、美味しくない。
いや、うちの家族が、悪舌なだけかも。
お店の人、ごめんなさい。
とにかく、我が家の舌とは相性が悪すぎた。
外装とか内装とか、雰囲気は素敵だし、ポリシーというかコンセプトも素敵で、他はよかったのだけれど、とにかく味が、合わない。
コスパ最悪、タイパ最悪という思い出。
だが、微妙なお店と出会う度にこの話題にあがる。
そして、冒頭に戻る。
家族の会話で、かなり急上昇ワードにあがる。
『ハンバーグの不味い店』
ちなみに、その日の夜ご飯は、noraお手製のハンバーグ。
玉ねぎはみじん切りにして、炒めない派です。
そして夫は、炒める派です(笑)
もう一つ。
北海道へ出かけ、混浴露天風呂があるというので、楽しみにしていた。
子どももまだ小さく、家族風呂に行けるほど小さかった時のお話。
その日はすごく寒い日だった。
露天風呂から逃げ帰るお客さんがいるほどだった。
せっかく来たんだし。
この思いが地獄の始まりである。
寒さから、急いで湯船に入る。
暖かい。いいよね、温泉♨
途中から、不安になり始める。
お湯がヌルイ気がしない?
なんか、体が冷えてきた気がする。
そろそろ、出ようか?
……んん?
出れない。寒すぎる。
これは、もしかして、ハマってしまったのではないだろうか?
子どもたちも、身体が冷えてしまわないか心配だ。
出よう!
…寒すぎる。
何度、これを繰り返しただろうか?
どまるにも、状況は悪化している。
進むにも、地獄。寒すぎる。
本格的にハマった。
ええ、出ましたよ。
出れたから、ここに、いるんですがね!
マジで、地獄だった。
露天風呂から建物に帰る途中、凍っていて、
フフフ、こけました。
真っ裸で、冷え切った体、氷の上、つるっとね。
コスパもタイパも悪くはないんです。
ですが、思い出としては、最悪。
ただ話題になるんですよ、これが。
寒空の露天風呂なんかいくと。
なんなら、道が凍りはじめるこの時期になると。
『撤退できない地獄の混浴露天風呂』
その時は、嫌な気持ちでいっぱい。
なぜ、こんな所に来てしまったんだろう。
なぜ、こんなことになったんだろう。
誰、こんなとこ行きたいって言った人?
私か。
だいたい、わしっす。
勢いで生きているタイプ。
時間が経つと、余計な物が洗い流され、強い記憶となり思い出として残る。
嫌な感情は、記憶に残りやすい。
会話にする中で、不要なものがそぎ落とされ、人生の良い思い出となる。
思い出してもらいたい。
ただ幸せで、ただ気持ちいだけの記憶を。
意外と少ない、もしくは、記憶として強くないのではないだろうか。
進学、就職、結婚、出産、育児。
辛さや苦しさとともにあった、嬉しさ喜び。
マイナスだと捉えていた感情のおかげで、強い記憶として、思い出となる。
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