サイバーパンク:エッジランナーズを見ての感想【ネタバレあり】
ついこの前Netflixで配信されている、”サイバーパンクエッジランナーズ”を見てきました。かなり心を揺さぶられたので感想を書きたいと思います!
一応、当方原作知識ゼロで見たのですが、楽しむことができました。
世界観の面白さも勿論ですが、心理描写とかキャラも魅力的で良かったです。冒頭でも書いてありますが、ネタバレ注意です。
ざっくり世界観
ナイトシティという場所で物語が繰り広げられていく訳ですが、煌びやかな見た目で発展しています。光り輝いていて綺麗なのですが、実際は格差が酷くて治安は激ヤバ、ダークな部分が多いという....。金持ちは警備の固い場所に住める?みたいだけど。
主人公は体内に機械(インプラント)を入れることになりますが、これが軍用で、身体に合わない物を装着すると精神崩壊して暴走してしまう(サイバーサイコ状態)になってしまう危険性があるということが作品内で明かされていきます。
ここら辺が徐々にリアルに明かされていく感じが怖いところでした。
ルーシー
このようなお姉さんに釣り合う男って、、と思うくらい魅力的なキャラでしたね!左右非対称で後ろは刈り上げているのかな?独特な髪型なのも特徴的ですね。個人的に表情の描写が1番凝っていると感じました。所々見せる感情の変化に鳥肌が立ちます。
作中の描写
ナイトシティではどう死ぬかが描かれていきます。そこら辺規制が少ないのが良かったと思います。
主人公は、アカデミーに行きアラサカ(大企業)に就職するというのを母親に望まれていました。
その言葉に対しルーシーはこう言います。
ルーシーは月に行きたいという夢がありました。主人公はこの後もチームのため、ルーシーのためなど、最後まで他人を原動力に活躍していきます。夢については最後まで語られるテーマになっています。夢は自由…。
お、エピソード2のBGMとやり取りを再度見てると辛くなってきた…。BGM同じでしたね。
関係は深くなっていくのですが、ナイトシティは皆お互いに余計に詮索をしません。すれ違っていく感じがとても切ない…。
ルーシーは最終的にデイビッドのために隠蔽工作や殺人を重ねていきます。ルーシーは”他人のため”が原動力になっている自分をデイビッドに照らして、同じだと言ったのでしょうか。
ラスト
仲間たちが…。とにかく詰め込まれた最終話でしたね。感情が落ち着くことを許されない回です。レベッカ、あんなラストって…。あまりの淡々と描かれる死に衝撃をうけました。
最後はルーシーが月に行くシーンが描かれていました。彼女は2話のあのシーンがフラッシュバックしてしまいます。2話では顔が隠れていたんですが、この10話のところでは表情があらわになります。我に返った時の表情がみてられない…。
ルーシーも色々過酷な過去があって、ようやく落ち着ける場所ができたかもしれなかったのにこのラストはな…。
ナイトシティでの死は一瞬。彼らはあくまで物語の主人公であったということなんでしょうか…。
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