17.ジョーカーゲーム(柳 広司)感想考察
柳広司さんの『ジョーカーゲーム』を読みました。
アニメ化もされているスパイ&ミステリー短編小説って感じですかね。
続きが4巻まで発行されているみたいですが、その第1巻です。
同じタイトルの映画もあるみたいですが、全く関係ないみたいで紛らわしい笑
スパイものって、映画も小説も見たことないんでどういう感じなのだろうかと思って読み進めました。
スパイファミリーは読んだことあるけど、面白さがまったくわからない派です。
あれをスパイものってくくっちゃいけないんだろうけど笑
こっからネタバレ
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期待が低かったからか、思ったより面白い。
ハラハラする展開が多いからか、内容が難しいのにも関わらず、すんなり読めました。
5つの短編で構成されていましたが、どの話もオチが秀逸。
第一次世界大戦前の日本と各国を舞台としているんでしょうが、その世界観も織り交ぜつつスパイのかっこよさも相まって面白かったです。
ある程度教養がないと、アヘンの話とか、ドイツとロシアが敵対している話とかすんなり入ってこないんじゃないかと思うので
そこらへん不安な人は第一次世界大戦の経緯とかだけでも軽く復習しておいた方がより楽しめそう。
普通のミステリーの短編小説も面白いんですが、人の生き死にの話や、失敗が許されない任務のハラハラ感はスパイ小説ならではなのかなと思いました。
短編小説そんなに好きじゃないんですけど、『ジョーカーゲーム』はテーマと読みやすさが良かったので2巻も読もうと思います。
追記:2巻と3巻も読みました。
こっから2巻と3巻のネタバレも多少含まれるので注意。
そんなに内容については書きませんけど。
Kindleの読み放題で3巻までいけたんで、3巻まで読了
2巻はライバル?組織についての話とか、フランスでのレジスタンスの話とか。
戦争時の国際情勢について知れるうえに、スパイ活動が面白かった。
3巻は他国のスパイが多くでてきました。
複雑な日英関係や日米関係について詳しく書いているので、作品が進むにしたがって第一次世界大戦→第二次世界大戦前まで時系列が進んでいるように思えます。
正直3巻は歴史の勉強にはなるけど、説明が多くて、物語としては1巻2巻に比べると面白くはなかったですね。
ネタ切れ感を感じます。
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