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Short Story

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140字までの掌編小説。ボツ小説のワンシーンを切り取ったり日常ネタなど。 不定期に思いつくまま書いています。 つぶやきと混同しないように全て画像つき。
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2023年12月の記事一覧

「見てお父さん!iPad Proでかいたよ!」
「上手に描けてるなパイナップル」
「ピカチュウだよ!」
お父さんは笑いながら仕事に行く。
「今日が仕事納めだから行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
本当は知ってるんだ。お父さんがサンタクロースだってこと。
「お父さんありがとう」

「お父さん、お金がないでしょ?だからクリスマスプレゼントは色ペンのセットにするね!」
「そんなことないよ。他に欲しい物があれば言っていいよ」
「本当にほしいものはサンタさんに頼むんだ〜。iPad Proをね!」
今12万⁉︎
まずい、純粋な子供に俺がサンタだとは言えない⋯どうする⁉︎

仲の良い同僚男性の彼女へのプレンゼント選びに付き合わされ、ネックレスを勧めた。
もっと早く出会っていればその彼女は私だったかも…と悲しくなる。
お礼に、と入ったレストランで「結婚前提に付き合ってください」と彼に渡されたプレゼント。
すっかり騙され涙目で笑い、私はそれを受け取った。

年末の大掃除を初めて業者に頼み、キッチン周りを全てお任せした。
「う〜ん、これどう思う?」
「取れるかなあ。厳しいかも」
「そうだよねぇ」
長いこと放置していたコンロ汚れはだいぶ頑固らしい。
でもさすがプロ。ピカピカになった。
しかし誰と話していたんだろう。業者は一人なのに。