或る行政書士の心中雑記#3ジレンマ
依頼が増え続ける、その先の社会は・・
いよいよ今日は選挙の日。政権交代が実現して、政治が変わってくれたらいいなと思う。
さて、私の仕事は主に、日本で働きたい、起業したいという外国人の在留資格を取得するための手続きをすることである。時には日本国籍取得のお手伝いをすることもある。
日本が好き、日本に住みたいという方々がいて、私に依頼してもらえることは、喜ばしいことだ。
そういう方が増えれば、私の仕事(と収入)は増えることになる。
しかし私は、そんな自分の仕事を積極的に拡大していきたいとは思っていない。
•日本人従業員を募集しても集まらないから、外国人を雇用する。
•日本の不動産を購入して、起業し、日本に住む。
このようなケースが増えて、私の仕事が増えてるわけだが、
私は、「外国人雇用を増やすべきだ」「外国人の投資を増やすべきだ」とは思わない。
かといってもちろん、外国人受け入れに反対しているわけでもない。外国人受け入れはグローバル社会において必要で、異文化理解を経て、平和(戦争をしない)に繋がると信じている。
ただ、外国人受け入れが増えている背景には、日本社会のいろいろな問題が絡んでいる。(円安、少子化、人手不足、低賃金など…)
長期的視点で国や地方の在り方を現実的に考え、デザインした上で、「どんな外国人をどのくらい、どのように受け入れて行くのか」議論することが必要だと思う。
ジレンマをどう越えていくか。
子供達はこれからお金がかかる年齢になり、収入を減らすわけにはいかない(いや、増やさなければ)…。
ほかの業務の柱を持つか、何か他の活動をするか。中年になっても、まだまだ自分探しの旅は続く。