見出し画像

縁起をかつぐ

 今日、パート先の同僚が通勤途中でヘビを見かけたという。

 怖がっていたので、ヘビを見るのは縁起がいいらしいよという話をした。本当をいうと、特に調べたことはなく、COTEN RADIO界隈でどなたかがいっていた請け売りだ。

 その同僚は家が近所なので、私もほぼ同じ時刻に同じ経路を辿ったはず。もともとは、今日の仕事の始まりをいい気分で過ごしてほしくて持ち出した話題なのだが、そうなってみると何故か自分が会えなかったことが残念に思えてくるから不思議だ。

 実は、ヘビとの遭遇は、以前私がその職場を一旦辞めて転職したきっかけでもある。

 オープニングスタッフという恵まれた条件で入った職場を、当時、自分自身に思うところがあり、6年3カ月勤めたところで退職。地域の小学校の会計年度職員に転職した。

 結局、その転職先は、私の力不足で2年で辞めてしまうこととなる。

 この度、以前働いていた職場でスタッフ増員があり、2年半ぶりに復帰させていただくことになった。今まさに研修中。この御縁に感謝しかない。
 当時お世話になったスタッフの方もたくさん残っていて、改めて丁寧に教えてくださるのもありがたい。そして今の自分にとっては、私が辞めてから新しく入ってこられたスタッフの方のお話も、とても参考になる。

 パートは変われど、地域に関わる仕事ということは一貫しているように思う。
 娘達がお世話になっていた頃から、地域の方へ御協力をお願いしてばかりではいけないと思い、自分も近隣小・中学校のボランティアや、さいたま市スポーツ推進委員を細々と続けてきた。
 前回の転職は、そのボランティアの事務局として力になれたらと思い、家族の反対を押し切ってまでわがままを通させてもらった。しかし、ボランティアと仕事の切り分けができずに混乱ばかりで、結果的に周囲の皆様にたくさんご迷惑をおかけしてしまった。今は、まずは自助を固めるべく体制を整えたい。

 これまでの反省や経験を生かしながら、私にできることを一つ一つ地域へお返ししていけば、いつかヘビとの遭遇は縁起がいい!と胸を張って言い切れるようになるだろうか。