真剣が足りない
思考がよく喋る、今日だ。
体は呼応しない。
ぼーっとすることを、今、とてもしたい。
そんな一日。
真剣が足りないな、
と改めて思う。思わされる。
でも
真剣なんていらないな、
とも思う。思わされる。
自分の意思も考えも、
出来事がぐらぐらと揺るがしてくる。
大人、について考えている今日この頃、
真剣さはとても大人なような気がして。
一方で、とても子供じみた安直なことにも思える。
大人になれば、決断の一つ一つに責任という重みが加わるから、真剣にならざるを得ない。だけど、子供の頃に真剣に譲らなかったこだわりを、大人になったらあっさり譲れることもある。
真剣ってなんだろう。
私は、真剣ではない。
とすごく感じる。
それが明確なだけでも、救いがある。
それを危機的だとも思うし、
気張らない自分が好きでもある。
本腰が入らない、生ぬるさが
いいような、悪いような
一時的に本気になることはいくらでもあるが、一生を変えるような、生き方を変えるような本気は、まだ知らないと思う。出会えていない。
それか、真剣はそもそも、瞬間的なものなのか
真剣に興味がある。
私も、自分を捧げるような真剣を、体験してみたい。
これからなのかもしれない。
これからたくさん知るのかもしれない。
でも結局
ゆるく生きようよ、という場所に
戻ってくる気がする。
真剣。
に対して
パステルカラーのような生き方。
寂しさがあったとしても、それは淡いブルー
喜びはやんわりとしたクリーム色
それでいいような、悪いような
心地よいけれど、無知でもある
その状態は人生のゴールなのかもしれないし、
あるいは人生味わいきれていないだけかもしれない。
わからないな。
わかるのは、
真剣が足りない
ということだけ。