カドブン夏推し2023をきっかけに小説を読んでみるかな。
お疲れ様です。
なかじまです。
今日、未来屋書店に行ったら、「カドブン夏推し2023」の特設がありました。ぼくは普段小説は読まないです。でも小説も読むべきだと思うんです。
Twitterの読書家の方はみんな小説も読んでいる様子。ならぼくも読まないとかな?って最近悩んでいました。そんな時にカドブン夏推し2023の特設を見たので、小説を1冊買いました。
ぼくの読んだことのある小説
ぼくはあまり小説を読んでいません。ぼくの読んだ小説はこちらです。
①人間失格/太宰治
②斜陽/太宰治
③地獄変/芥川龍之介
④風の又三郎/宮沢賢治
⑤推し、燃ゆ/宇佐見りん
⑥楽園のカンヴァス/原田マハ
⑦告白/湊かなえ
⑧モモ/ミヒャエル・エンデ
このくらいです。今は『海辺のカフカ』を耳読書中です。そして積読として、『ロリータ』が積まれています。10冊も読んだことがないので、まだまだ足りないんですね。
ビジネス書はそこそこ読んでいます。ビジネス書の中にも小説のような書き方をしたものはたくさんあります。正直ジャンル分けってぼくには難しい。
ぼくが小説をあまり読まない理由
もともとビジネススキルを身に付けたくて読み始めました。ビジネススキルといっても、仕事に役立つ本全般です。なので、物語を楽しむ小説は対象外でした。
でも、小説もビジネスに役立つこともあるんですよね。というより、読書するなら小説も読まないと勿体無いですよね。
ビジネス書は仕事にダイレクトに効く書籍。小説は、ビジネスの端々に効く書籍ですね。ビジネス書は言葉の語彙がビジネスよりです。そして、話題ももちろんビジネスより。
仕事だけを考えたらビジネス書1択になるかと思います。でも、誰か他人と一緒に仕事をします。まず、自分独りで完結する仕事はありません。
多くの場合は、自分という従業員がいて、上司や部下がいて、同僚もいる。それだけでなく、お客さんもいて、給料を支払っている経営者もいるはずです。
もし「自営業で1人でお店をやっている」という方の場合には、お客様がいます。そして、商品や材料を仕入れるための仕入れ先もあるはずです。なので、人間関係は絶対発生します。
その人間関係にはビジネス書よりも、小説の方が役立つんです。
小説を読んで成長すること
小説は娯楽のためのものだと思っていました。でも、それだけじゃないって最近気づきました。人間関係にいちばん効く書籍じゃないでしょうか。
小説では日常会話のシーンがたくさん描かれています。その時に双方の想いや考え、感じたことも小説だと読めるんです。実際に見ることも聞くこともできない、内なるものを小説で学べるんです。
こういう時に、こんな言葉をかけたらどうなるか。もちろん相手の性格や経験によっても左右します。そういう誰からも教われないことが小説だと学べるんです。
そして、小説の内容にもよりますが、歴史や心理学、礼儀作法、常識、慣例、雑学なども学べます。ぼくは太宰治の『人間失格』と『斜陽』を読みました。その時にたくさんのことを学んだんだと思います。
『斜陽』の時代背景は、戦後直後の日本です。なので、その時の日本がどういう環境かを学べました。そして、言葉ですね。今とは全然違う言葉をその時に使っています。なので読みにくさもあります。
そして、斜陽がきっかけで『斜陽族』という流行語もできました。斜陽族を皮切りに、「〇〇族」という言葉がつくられてきました。
『人間失格』を読んで、聖書に興味が湧きました。本書は「生きるためにやってはいけないこと」を学びました。どうも、聖書との関係があるみたいなんです。
人間失格の発表前に太宰治は自殺してしまいます。なので、遺書という立ち位置にあると考えられます。(諸説あり)文豪は自殺する方が多いようです。芥川龍之介もそうですね。
小説は著者の人生が書かれています。そして、自殺の間際にまで書いていた作品は、著者の人生の集大成だとぼくは思います。
小説も読むようにする
小説も学びになります。それにようやく気づけました。何より小説は内省に役立ちます。だから何か小説を買おう!と「カドブン夏推し2023」の特設を見て思ったわけです。
今回買った本は『さいはての彼女』(原田マハ著)です。原田マハさんと言ったら、アートです。ところが『さいはての彼女』はアートではない。
フォロワーから、さいはての彼女をおすすめしてもらったことがあります。なので、今回は本書を選びました。
小説はビジネス書と違って読むのに時間がかかります。なので、コツコツと読んでいくことにします。
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