他人の宇宙(そら)似

よい例えがパッと出てこないので、SNS辺りを挙げての話になるのだが、Twitterなら「いいね」欄、LINEなら「ひとこと」「BGM」がある。他の人のそういった場所を見るのが好きだ。
各々の好みや主義や個性が垣間見える面白さというのは勿論だが、それ以上に、なんというかその人の中の宇宙が垣間見えるような。そんな気がする。
なので、Twitterであれば仲の良いフォロワーさんや或いはリア垢の方で今もほそぼそと更新を続けている友人、同級生などのいいね欄をたまに覗いたり遡ったりする。LINEであれば「友だち」の欄をたまにスクロールして、ひとことやBGMの変化を楽しんだりしている。
ただ注意すべきなのは、「いいね欄」などは特にそう言えるのだが、その人がいいね!している投稿は、その人の完全なる意見、賛同、批判、好みではない場合もある。
たしかに名前をとってみれば「いいね!」なんであるのだが、それ以外の意味でいいね!を使用している───例えば既読であったりピンであったり参考であったり、投稿の内容によっては感情の共有を意味するものであったり。
なので、先述の表現を借りれば、他人のいいね欄はその人の完全な宇宙ではない。(仮)がついてくる事を忘れてはならない。
何だか途中から小難しく電波の入ったような書き方になってしまったが、まあおれがしている事というのは早い話がデジタルな覗き見である。それも最初から比較的オープンな。
アナログな覗き見というのはこちらから行かなければならないものだったが、デジタルな覗き見は向こうから来てくれるのである。
100年前の人たちは100年後の未来を思い思いに描き、その夢を後世に託した訳だが、まさか誰も覗き見まで未来的になるとはだれも予想すまい。

自分でも何の話をしているか分からなくなってきた。もし全て読んで下さった人がいるなら、ここまでお付き合いいただいた事に感謝したい。
ご覧のとおり、考えてる事をこうして言語化するのがヘタクソなので、いっそおれの頭の中を覗いてもらった方が遥かに分かりやすいかもしれない。

追記
タイトルの宇宙の"そら"読みはガンダム作品からの引用。富野由悠季かまた別の誰が考えたのかは知らないけれど、もの凄いセンスだなぁと思う。

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