いい曲じゃんか！

入院してからまあまあ経った日の話なのだけれど、ロビーでぼんやりテレビを見ていたのだが、CMで流れていた曲のフレイズがふと良いな、と思い、あとで調べて改めて聴いてみると曲自体がとても良かったので、サブスクでダウンロードしたんである。以後ヘビロテしている。
こういったテレビ、ラジオ、或いは店であったり外出先などで流れてきた音楽が、びびっと来た時の直感というのは大抵アテになる。
例えその時流れてきたのが、ワンフレーズだけだとしても、改めてちゃんとその歌を聴くまで、ずっと頭に残り続けていたりして忘れることはない。そして満を持して一曲ちゃんと通して聴いてみると、これがまた良いのである。
こんな形で出会った音楽やアーティストは、その後の人生において結構長い付き合いになる事が多い気がする。ぼくの場合は、例をあげると数年前にそれぞれひょんな所からback number「君がドアを閉めたあと」、清水翔太「夢がさめないように」という曲を知って、それぞれ好きになり、今でもよく聴いていたりするんである。二者とも個人的には聴かないアーティストなので、新鮮でもある。こういう感じで普段聴いている音楽の偏りがすごいし、友人や知り合いもぼくの音楽の趣味がなんたるかをある程度知っているので、上記の二曲を流したり歌ったりすると大抵驚かれたりもする。

どんなジャンルであろうとアーティストであろうと、自分がよい、と思える曲にいろんな場所で思いがけず出会えるのは素敵なことだな、と思う。今の時代はこうしてインターネットも発展し、サブスクやSNSという場もあるので、その機会はより増えるだろう。
もしあなたに今これといって聴きたい音楽が無くて、かといって探してもイマイチピンと来たりしない時は、そういうふとした出会いをなんとなく待つのも良いかもしれない。