今、自分が心から楽しいと思うことをするだけ
人生を後悔しないためには、結果を考えず、人の目を気にせず、
今やりたいと思うことを、自分のために思い切り実行すること
今、娘がデンマークのSkalsという素敵な手芸学校に留学している。
本当に今となっては、ベストな選択だったと親子共々感じている。
留学準備は本当に大変だったけれど、娘から来るメッセージには、いつも
「私は今、人生で最も最高な日々を過ごしている」と書いてある。母としてこんなに嬉しいことはない。
全てのお母さんの望みは「子供の幸せ」だとしたら、この言葉がどれだけ母として嬉しいかわかってもらえると思う。
留学の準備が大変だったことは以前の記事に書いたので、もしよかったらそちらも読んでいただけたら嬉しいです↓
日本の教育は、目標を決めてそこにたどり着くために今頑張るというものが多い。
学校でも家庭でも、「将来何になりたいのか?」とよく聞かれる。
でも私はいつも思っていた、人の気持ちは変わるもの。
どうして今、将来やりたいことがわかると思うのだろう?あなたにはわかっていたのか?と。
子供達に聞くべきことは、「今、何が最も楽しいのか?」「何をしているとき自分は一番生き生きしているのか?」だと思う。
常に好きなことは変わっていくかもしれないけれど、好きなことをやり続けた結果、自分のことがよくわかるようになる。そして、自分のことがよくわかるようになれば、自然に、仕事と自分がマッチするように出会っていく。その仕事が何なのか、それは子供の時にはわかるはずもない。
お掃除や片付けが大好きな人は、その好きなことをやり続けた結果、いつの間にかお掃除のプロになるかもしれないし、主婦になって毎日家中をピカピカにすることに喜びを感じる人生を送るかもしれない。
仕事になってもならなくても、どちらでも幸せな人生になるに違いない。
自分が幸せだと感じられることが、一番大事だと私は思う。
実際私も、ヨガの先生になるなんて思ってもいなかったし、そうなりたいと思ったことも一度もなかった。
絵本作家にはなりたかったけれど、そちらは結構努力の必要な道だった。
それはそれで、自分が絶対にやりたいと思うことだったので、泣きながらでも頑張れたし、後悔もない。
でも、若い頃の私は、絵本が出版できなかったら私は幸せではないと・・・多分感じていたと思う。
今はそんな風には思っていない。
絵本はこの先も出版したいし、書いているものもあるのだけれど、昔のような切羽詰まった感じはもうなくなった。
私は娘が小さい時にいつも聞いていた。
「今、何が楽しいの?」「今、何が好き?」
それを自分で感じられるようになって欲しかったから、しょっちゅう聞いていた。
将来何がしたいの?と聞く代わりに。
「わからない」という時もあった。
でもまたしばらくすると聞いていた。
「今、何が楽しい?」
好きなことは変わっていく。それでいいしそれが自然。
一度決めた目標を達成するまで頑張った人が偉い・・・というような風潮があるけれど、それは誰のためなんだろう?
その子は本当にそれで幸せを感じるのか?
親も先生もそこを考えないといけないのではないか?
子供に幸せになってほしい!
それは本心だったとしても、子供の幸せは、親や先生が感じるものとは全然違うことの方が多いと思う。
親は、自分の発言に「この子にこうあってほしい」というコントロールが微塵も入っていないのか、常に確認した方がいい。習い事も同じ。
娘が高校受験をするときに、学校で先生が「農業や音楽やデザインなどの専門的な公立の高校もあります」という説明をしてくださった日、帰ってきた娘は「私、農業高校へ行きたい!」と目を輝かせて言った。
普通科の高校を目指していたので、びっくりして聞いてみると、教室の中で今までみたいに授業を受け続けるなんてつまらない・・・というのだ。それに自然が大好きだから、野菜やお花を育てるのが楽しそうだと。
そしてこうも言った。
「でも農業の仕事がしたいわけではないよ」
多分この時点で、多くの親は、それならダメ・・・というのではないかな?
でも、私は、それはそうだろうな、、、だってうちは農家でもないし、農業が好きだとは見ていても思えない。自然と植物が好きだし、出来るだけ外にいたいということだよね・・・と。
そして私は、「いいんじゃない?学校見学に行こう、一緒に!」と、そう言って、それから3回も受験の前に学校見学に行った。
流石にそんなに来るのか?と、学校見学担当の先生にも覚えられ、中学の担任の先生からは、「専門的な学校は、その年によって、応募者がすごく多い時があるから勉強しておかないと落ちるよ!」と脅かされ、娘は絶対に受かりたいので、一生懸命勉強していた。
ちなみに私は一度も「勉強しなさい」と言ったことはない。
「もう寝なさい」とか、「洗濯畳んでから勉強して」とは言っていた。
成績的には問題ないと言われていたものの、娘は「絶対にあの学校に行きたい!」という気持ちだったので、よく勉強していた。
その結果、成績一位で入学して、私たちは笑った。
あんなに頑張らなくても入れたんだね・・・しかも何度も見学に行ったから面接官の先生がもう知っている人だったし緊張もしなかった。
そんな感じで、三年間、畑も田んぼも果樹園もある学校で高校生活を送った。
そして、専門的な学校だったので就職する子も多かった中、
娘は「まだ就職したくない」と。
わたしは、そりゃそうだね・・・と。
じゃぁどうするかということになり、たくさん話し合いをした。
時間はかかったけれど、その時習っていたハワイアンフラをやめたくないというので、県内で通えて、フラのレッスンにも行きやすいということを最優先順位として考えた末、ガーデンデザインの専門学校に入学。
決め手は、娘の「イギリス研修があるんだって!それに行きたい!」だった。
読んでいて呆れられるかもしれないけれど、私たちはこういう感じで選択をしてきたのが事実。
そして、娘はいつも好きな方向へ進み続けているので、学校でも一生懸命に何でもやり、造園技能士検定2級という国家資格も取得し、他にもいくつかの資格も取らせてもらい、最後は、日比谷のガーデンショーに出品したミニガーデンで優秀デザイン賞までいただき、色々な方面の方々に褒めていただいた。
そして・・・・・
専門学校を卒業し、ほとんどの学生は造園業やフラワーの方面へ就職が決まっていく中、娘は、
「まだ就職はしたくない」と。
わたしは、「まぁそうだろうね、じゃぁどうする?」
そんなことで、色々色々色々話し合った末、オーストラリアへワーキングホリデーに行くことに決めた。
そのあとのことは、娘のnoteの方に詳しく書かれているので、ぜひ読んでください。
簡単に書くと、結果、オーストラリアへはパンデミックで行けなくなり、就職し、今デンマーク留学というプロセスをたどっている。
わたしは、人生にゴールなどないと思っているし、いつでもすべては上手くいっている!と思っている。上手くいっていないと見えることも多分、宇宙の視点では上手くいっているのだと。
勘違いしないで欲しいのは、人間なので、悩むことも落ち込むことも、それはたくさんあるということ。
普通だと思う。
親としては、娘にはいつでも「今」幸せだ!と感じて生きて欲しいと、ただそれだけを願っている。
達成して欲しいこともないし、結婚して欲しいとか、孫の顔が見たいとか、そんなことは全く思わない。
だって、わたしの人生ではないのだ。
わたしを幸せにするために娘がいるわけではない。
娘は自分の人生を幸せに全うして、魂を成長させるためにここにいる。
私たちは、今回は親子かもしれないけれど、魂レベルでは、多分みんなクラスメイトのようなものなんだから。
さて、そんな、デンマークで幸せな日々を報告され続けているわたしも負けてはいられない。
わたしはわたしで幸せに生きないと!子育てはだいぶ終わったから。
「やりたいことは今やるんだ!ただやればいいんだよ!」と、わたしが子育て中に娘に言っていた言葉を、最近時々、娘がわたしに言うようになった。
今、何が楽しい?
今、何が好き?
わたしは最近新しいインスタのアカウントを作ってみた。
https://www.instagram.com/healing_sanctuary88/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ%3D%3D
多分30年近くやり続けていた手仕事。
手縫いで服を縫ったり、編み物をしたり、パンやケーキを焼いたり・・・・
先日知り合った外国人の女性が、わたしの作った服を買いたいというので、お断りした。
手で縫っているから時間かかるし、大変だし、値段つけられないと。
でも「絶対欲しい、無理ですか?」と、三回もメールが来るので、4枚作って「好きなのがあったら買ってね」と言ったら、3枚買ってくださった。
もうわたしも50代。迷っている暇、考えている暇なんてないんだよ。
やりたいことはやればいい。そう自分にも言い聞かせつつ・・・
もしよかったらみて見てください。
healing_sanctuary88
というアカウントです。
あなたも是非、自分を幸せにするために、今やりたいことを実行して!
そして結果は考えない!
人生のゴールは、いつでも「今」だから。
こちらは私が描いたオススメの本です↓笑。魂の旅のお供に!
see you soon !!!