見出し画像

バナナの葉に包まれて

Facebookに掲載された写真が、1週間で1万6,000回以上シェア。私もその中のひとりだ。バナナの葉に包まれた野菜が並ぶ「RimpingSupermarket」は、タイのチェンマイ市内にある。プラスチックゴミを減らすための素敵な試み。こんなことタイだから出来るんでしょ、と思わないで.....日本にだってバナナの代わりになるものがあるじゃないの! 

画像1


経木(きょうぎ)、月桃(ゲットウ)の葉 、タケノコの皮 .......  実際に私は、経木をサランラップの代わりに日常的に使っている。食品を包むだけでなくお皿にも敷いたりして出番は多い。多分、ここだから手に入りやすいのだろうけれど、東京で買ったら高いのだろうな。

月桃は沖縄に多く自生する植物で綺麗な花を咲かせる。根っこは地面を力強く這って土留めとなる。葉も花も甘い芳香を放つのでアロマオイルやお茶にもなる。これも近所の庭にあるので毎年いただいて、蒸したお菓子を包んだり、お皿の代わりに使ったり。あぁ、自然の恵みはなんて豊かでありがたいのだろう。

福岡の八女(やめ)地域には放置竹林が多く、その多くが2012年の九州北部豪雨で崩れた。それがきっかけとなり知人は、インドのハーブ “ベチバー”を育て始めた(SA no SA)。根は崩れた地面を支え、ハーブはアロマやお茶、化粧品にもなった。最近、月桃とのコラボ商品も登場している。自然は時に残酷なこともするけれど、それを助けるのも大地の恵み。そして人間の知恵と優しさであることを、私は福岡へ来てから実感している。

画像2

↑ 香りを楽しむ〈ベチバーの根っこ〉↑

ポプリのように布袋に入れて楽しんだり、お茶として飲んだりしています。マイボトルにお湯と根っこを数本(お好みで)入れて持ち歩いています。ご飯を炊く時に入れると炊きあがりがスッキリ。。。

使い終わっても捨てずに乾燥させて、冷蔵庫やタンスにいれ消臭剤に。ときどき太陽に当てて繰り返し使います。いよいよへたったら地面に返します。鉢植えのグランドカバーにしても素敵。何よりも捨てないで何度でも何通りにも使えるのが嬉しい!!! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?