見出し画像

Savakoさんのアトリエを訪問。ここはアートパラダイス!

今日は今滞在させて頂いているSavakoさん、安東幸夫さん夫婦のアトリエを訪問しました。私らはアトリエ訪問が大好きです。アトリエを拝見するとその作家のスタンスとかこれまでの積み重ねとか色々なものが見えてきます。

画像2

Savakoさんはグラフィティー的でポップな作風なのでなんとなく自室のような環境で制作してるイメージでしたが、ガチな造形屋のようなスタジオでこれは驚きがありました。このご夫婦が敬愛するニキとティンゲリーのようなお二人なのです。
アトリエは一見すると鉄工所のような雰囲気で扉がなく吹きさらしです。夏はいいとして冬は寒いだろうにと思いますが、そこは九州だから平気なのかな?

画像1

大きめの鉄工場のような作業場に塗装ブースや作品保管庫、事務室、キッチンや風呂まであって、ここで生活していた時期もあるとか。メインのFRPの他に鉄の加工、木彫などもここでこなします。設備もかなりのものがあります。美術造形屋と呼ばれるディスプレイや撮影セットを作る仕事の工房とほぼ同等です。すごい。左奥の大きな木箱は海外発送を待機している作品です。

画像5


これまでの作品も保管されていたり、ほかにマケット類があちこちに並んでいて、それを見てるだけでも楽しい。これはSavakoさんの代表作ポルチコポピリン一族。

画像4

画像8

噂には聞いていた直径8mのUFOの分割パーツの大きさに驚き、他の作品の大きさにも驚き、そのスケール感は大きい作品を作る作家が減ったこともあって日本的スケールを超えていると感じます。(もちろん有名作家で専業でこのスケールでバリバリやっている作家はいるでしょうが)
このUFO、展示したいと思ったって移動に10t車二台必要とか。ヒョエ〜!

画像3

最近のお二人は海外での活動が多く、作品も所蔵されたりしてきて手応えが出てきているようです。想像以上にパワフルなお二人で、それがアトリエによく出ていました。
ご本人たちも感じているようですが、お二人の世界観とスケールは日本の美術界との相性が良くないようで、海外に向けて行く方が合っていると感じます。

画像6

これはSavakoさんのマケット制作室。
以前はここに暮らしていたこともあるらしく居住スペースもあります。バスはなんとハンドメイド!しかも彫刻も置かれていてスペイシー&ポップ!

画像7

こんなアトリエに暮らすというのは作家にとってはパラダイスともいうべき事で、ここはそんな自由な空気が充満していました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?