100名を超えるアーティストが有楽町にいる8日間アートイベント「YAU TEN」のお知らせ
日本有数のビジネス街として知られ、ほかにもショッピングやレジャー、文化芸術鑑賞など、さまざまな場面で人が訪れる有楽町。その中心地に立つ有楽町ビル10階に構えたアーティストによる創作の場YAU STUDIOに、さまざまな表現領域で活動するアーティストが通い、有楽町を新たなレンズで眺めて歩き、この街で働く人と対話の場を設けてきました。
それぞれのアーティストが何を見て考え、何を表現しようとしたか。スタジオ内外で見られる制作やそのプロセスから、「有楽町のいま」を体感いただけます。
YAU TENの4つのプログラム
「EXHIBITION」5/20–27 :ビル内外での展示
YAUが始動した本年2月より、YAU STUDIOにてスタジオプログラム『INSIGHT/ONSITE: Studio TPR』を実施してきたTOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH(TPR)*¹が、今回のYAU TENでは、スタジオにとどまらず、有楽町の街なかも舞台に作品を発表します。YAU STUDIOでは立体や音と映像の作品、3Dアーカイブデータなど写真の枠から拡張した表現形態の作品を公開し、丸の内仲通りを中心に街路やビル共有部、空き店舗空間では、複数のアーティストによる場と呼応した作品群を発表します。また、新有楽町ビル1階で展開中のアートプロジェクト「ソノ アイダ#新有楽町」では、藤崎了一、Hogaleeの2組が滞在制作を行います。また、アート表現の場として魅力的な、街なかに点在するデッドスペースの発掘・攻略にも挑戦し、都市とアーティストの実践を有楽町で行います。
日程:5月20日(金)~27日(金)
会場:YAU STUDIO、有楽町各所
参加アーティスト:【TPR】ARCHI HATCH、石毛健太、梅沢英樹+佐藤浩一、小山泰介、志賀耕太、GC Magazine、SO×丸尾隆一、築山礁太、三野新、村田啓、山本華、東京工芸大学芸術学部写真学科 川島研究室【ソノ アイダ*²】藤元 明、藤崎了一、Hogalee (2022年5月10日〜6月26日)
「TALK SESSION」 5/20・21 :トークシリーズ
YAUの期間中、有楽町を拠点に活動したアーティスト、建築家、デザイナー、編集者に加え、全国でアート・文化・まちづくりに関わる、さまざまなバックグラウンドや専門性をもったゲストによるジャンルを横断したトークセッションを実施。YAUをきっかけにアーティストも企業も共にまちづくりに関わり、さまざまな人が交わる場を創出します。
日程:5月20日(金)・21日(土)
会場:YAU STUDIO
参加スピーカー:順次こちらで発表します
「PERFORMANCE」5/21・22・26・27 :上演
YAUにて演劇・ダンス等の稽古場およびアートマネージャーのコ・ワーキングスペースの開設・運営、新作パフォーマンスのプロデュースに取り組んできたパフォーミング・アーツを中心とするアートマネージャーのコレクティブ「bench」³が、今回のYAU TENではその成果として、演出家・振付家・ダンサーの倉田翠⁴と大手町・丸の内・有楽町で働く人たちによるパフォーマンス作品『今ここから、あなたのことが見える/見えない』を上演します。オフィスビルの一角で上演される本作は、このエリアで働く一人ひとりの「生」のリアリティを掴み直し、街に新たな視点をもたらすことでしょう。その他、稽古場を利用したアーティストの中から、チーム・チープロ⁵、シラカン⁶の2団体・2作品の上演等を実施します。
■パフォーマンス一覧
『大手町・丸の内・有楽町で働く人たちとパフォーマンス? ダンス? 演劇?をつくるためのワークショップ』成果発表公演
『今ここから、あなたのことが見える/見えない』
演出・構成:倉田 翠
日時:5月22日(日)14:00開演/17:00開演(上演時間:約70分予定)
会場:新国際ビル2階
料金:一般1,000円(税込)、18歳以下無料(※要予約/公演当日要証明)
出演:ワークショップ参加者12名、倉田翠
チーム・チープロ『皇居ランニングマン』
振付・構成:チーム・チープロ(松本奈々子、西本健吾)
日時:5月21日(土)、22日(日)13:00開演/16:00開演(上演時間:約30分)
会場:YAU STUDIO内Y-base1
料金:500円(税込)
出演:松本奈々子
如何の会 公開稽古
俳優の伊東沙保、大石将弘、洪雄大、立蔵葉子が集い、俳優から立ち上がる創作の可能性を試す「如何の会」が、別役実の戯曲「いかけしごむ」を使った公開稽古を行います。予約不要、入退場自由で見学できる貴重な機会にぜひお気軽にご来場ください。
時間:5月24日(火)15時〜18時
料金:無料(※予約不要、入退場自由)
会場:YAU STUDIO内
当日参加メンバー:伊東沙保、大石将弘、洪雄大(予定)
シラカン『くじら』
作・演出:西岳
日時:5月26日(木)、27日(金)12:30開演/18:00開演(上演時間:約40分)
会場:YAU STUDIO内Y-base1
料金:1,000円(税込)
出演:岩田里都、櫻井碧夏、干川耕平、村上さくら
※いずれも5月9日(月)13時からチケット発売開始。
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「SOUDAN」5/20–27 :アートに関する相談所
若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて考える相談員のネットワークSNZ(シノバス)*⁷による「SOUDAN」では、引き続きさまざまな専門家をお呼びして、相談所を継続開設しています。YAUがスタートして以降「専門家の話をきく」「専門家に話を聞いてもらう」というだけではなく、来場者同士でも会話が生まれたり、技術の共有がおこなわれたり、あるいは専門家が逆に相する側になったりとさまざまで、それらがひとつの空間の中で同時に起きていることもこの場の魅力です。
日程:5月20日(金)~27日(金)
会場:YAU COUNTER
参加者(相談員):山川陸、長谷川新、森純平、宮路雅行、うらあやか、中島りか、田村かのこ、西原珉、猫のやりかた
■関連イベント
YAU CLASS “YAU WALK” vol.2
日時:5月14日(土)13:00~15:00
場所:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階)、有楽町周辺
参加費:1,000円(micro FOOD&IDEA market ペア利用ドリンクチケット付き)
先導人:藤村龍至、金城敦彦
建築家の藤村龍至氏、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会の金城敦彦とともに、建築やまちづくりが歩んだ歴史の話を聞きながら有楽町を歩き、新たな視点から有楽町という街を再発見します。
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YAU CLASS 「都市とアート(なかよくけんかしな)」
日時:5月25日(水)18:00~19:30
場所:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階)
参加費:1,000円(micro FOOD&IDEA market ペア利用ドリンクチケット付き)
スピーカー:成相肇(東京国立近代美術館 主任研究員)
大丸有エリアでの勤務経験が長い美術館学芸員を迎えて、アートと都市の関係について、対話を交えながら深掘りします。
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※ご来場にはご予約が必要です。詳細はこちらからご覧ください。