【X】Joker
Xのアルバム「JEALOUSY」の9曲目。HIDE作詞作曲。とてもとてもポップな曲であり、このアルバムの最後の(次の)10曲目は重い重いSayAnythingである。
「Joker」は、のちのソロhide名義の曲につながるような、遊び心あふれた曲だ。最初は靴音から始まり、ポップになり、靴音で終わる。歩→跳→歩のような構成だ。
私はYOSHIKI作曲の曲が一番好きである。絵本の件で以前にも書いたが、余韻が残るアートが好きなのだ。YOSHIKIの曲はアートだと思う。
一方で、YOSHIKIの曲はとても重く、ずーっと聴いていると感情揺さぶられて疲れも感じる。HIDE作曲のJokerは、ノリが良く、踊ってしまうような曲だ。感情を大きく揺さぶられることなく、楽しめる。そう考えると、アルバムの中の清涼剤なのかもしれない。実際、YOSHIKIのシングル曲中心になったアルバムDAHLIAを聞くと、ベストアルバム的な豪華さはあるが、アルバムの流れとしての物足りなさは感じる。
天国のHIDEに、この曲を入れてくれた感謝を伝えたい。そして、彼はアルバムにJOKERを入れたことでアルバムにドラマが生まれているという状況に、ほくそ笑んてると思いたい。
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