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【PTA】PTAのIT化 2020始動

息子の小学校の校長にPTAのIT化構想を話し、お試しでGoogleFormsを利用したのは2019年の話。

このトライで「できる」と確信した私は、2020年にはPTAの書記に立候補した。ちょうどこのころ、コロナの問題が顕在化する。できる限り人との接触を避け、物を介して感染しないようにと、物の受け渡しも極力避けるような時代になっていた。まさに、デジタル化の追い風が吹いた。

ただ、実際にPTA役員になってデジタル化の話をしても、正直周りの役員はあまりピンと来ていない感じがしていた。私には、GoogleFormsで回答して集計し、オンライン会議する将来像が見えているのになぁと、歯がゆいような悔しいような、そんな状況だった。

そんな状況でPTAの引継ぎ会が行われる。前年度のPTAの主要メンバーから今年度のPTA主要メンバーに引継ぎを行う、大イベントだ。このとき、PTA役員のRさん(以前、市の審議会で一緒に仕事した経験あり)がPTAでの課題を話してくれた。「子供たちの安全見守りの日程アンケート(紙で配布、集計)が大変なので何とかしたい」「安全見守りの日程が決まったあとに、忘れる人がいるので何とかしたい」との相談だった。

あぁ、そうか。私はITの力を知っているから未来が見えていたけど、他の人はそうではないのか。私はIT(手段)を全面に押し出していたけど、本来は課題解決のための手段としてITがあるのであり、コンサルやSEと同じく課題解決の提案をするスタイルが必要だったのか、と気付かされた。

この話をきっかけに、さっそく担当メンバーと一緒に以下のような話をする。
 ・デジタルでの集計ツール(GoogleForms)は私で作るので、どんなことを聞きたいか、教えてほしい。
 ・集計結果のファイル(EXCEL)は提供するので、そのうえで各メンバーの調整は実施してほしい。
 ・リマインド機能については日付毎のメンバー決まれば作ることができる。作成後、試してみるのでRさんも実際に体験してみてほしい。

これをきっかけにそしてコロナ対策の追い風にも乗って、PTAのIT化は促進されていく。「課題解決のためITだった」の気づきは非常に大きかったし、今でも感謝している。

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