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プアなイノベーションより優れたイミテーション

若手だけどプレゼンテーションが上手なメンバーがいる。そのメンバーは、資料の考え方としても様々な視点にたって考えられており、配慮の行き届いた良い資料を作ることが出来る。

彼に「なぜ、複数の視点に立って考える事が出来るようになったか」と聞いてみた。彼は、「資料を見直す時に、別視点になりきって実際に質問してみている。一人でぶつぶつと言いながらなので、怪しいですけど。あと、『マネーの虎』が好きで、プレゼンはそれを意識して行っている」と答えていた。

この話を聞いて、元東レ研究所社長の故佐々木常夫さんの「プアなイノベーションより優れたイノベーション」という言葉を思い出した。

人間1人が出せる知恵など、実は大したものではなく、先人のプロたちが出した知恵を借りてイミテーションするほうがはるかに重要である。まずはパクる(イミテーションする)事を考えていくことが必要なのだと、あらためて感じた。子供のマネっこは、とても良いトレーニングだね。

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