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ウィリアム・ブグロー:ARTの巨匠の決意
ウィリアム・ブグロー(William Adolphe Bouguereau):巨匠の決意
ウィリアム・アドルフ・ブグロー(ウィリアム・アドルフ・ブーグロー、William Adolphe Bouguereau, 1825 - 1905/フランスの画家)
19世紀フランスを代表する画家の一人だ、その画業は、ミケランジェロやレンブラント、カラバッジョと並ぶ。
*新古典主義の流れを汲む伝統的なもので、キリスト教、神話、文学などに題材をとった構想画のほか、肖像画が多い。
具体的には、19世紀フランスのアカデミズム絵画を代表する画家で、神話や天使、少女を題材とした絵画を描いた。
(註)*新古典主義(Neoclassical Architecture)は、18世紀後期に、啓蒙思想や革命精神を背景として、フランスで興った建築様式。
![ヴィーナスの誕生 (1879)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55148792/picture_pc_0afc3fc87b7384ed9ca023883a59ab0c.jpg?width=1200)
![春の再来 (1886)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55148796/picture_pc_4dc3d67adbd618bccc39f4159ea791fe.jpg?width=1200)
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![地獄のダンテとウェルギリウス (1850)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55148938/picture_pc_85e722acf5afbc62a6313c2fcc9fd515.jpg?width=1200)
略歴とアートワーク-William Adolphe Bouguereau
1825年、ラ・ロシェル(フランス西部)に生まれる。父はワインストアーを経営していた。
その後、ブグローは、父親の弟(叔父)である司祭であるユージン・ブグローに預けられ、ブグローは17歳までユージーンのところへ同居している。その影響は、後の宗教画にも影響している。
1839年、14歳でポンスカレッジに入学したブグローは、アングルの弟子であるLouis Sageからドローイングのレッスンを受ける。
1841年、父親がボルドーでオリーヴ・オイルのビジネスを始めたため、その人手不足のため、実家に戻る。そして、実家で働きながら、ボルドー美術学校に入学(早朝クラス)した。
1844年、最優秀歴史画賞を受賞している、才能があった訳だ。その後は、叔父のユージーンに頼み、同居して、画業のかたわら、預金をして、エコール・デ・ボザールを目指した。
1846年、エコール・デ・ボザール(パリ/フランスの国立美術学校)に入学する。そこには、ボルドー美術学校の教授であるJean-Paul Alauxの推薦状も得ている、しかし、合格者、100名の99番目と言われる。しかし、すぐに頭角を表した・・
1850年、ローマ賞(新進美術家への栄誉ある賞)を得て公費でイタリアに4年間留学した。そして、サロン(官展)に毎年出品している。
1876年、美術アカデミー会員となり、1888年にはエコール・デ・ボザールの教授に就任した。
ある意味、王道を走る事のできた画家だ。
才能や決意があっても、そうはいかない画家も多いだろう。
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William Adolphe Bouguereau
当時は、その画風の評価も高かった。しかし、20世紀となり、多くの絵画の革新(モダニスムの台頭/印象派、ポスト印象派、キュビスム)の中で、忘れ去られたかのようだった。そして、20世紀末(1979-)から、現在は、採評価されている。
計算しても、その再評価を得るには、100年もの歳月だ・・
(レンブラントと、そこは同様だが)
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