#1)ロッカーズ (Rockers) という英国のカウンターカルチャー
ロッカーズ (Rockers)、それは、1950年代後半にイギリス(London)で誕生したバイカーズ(BIKERS)の呼び名である。
それは、タンナップボーイズ(Tanup boys/100マイル/時速160km以上で走る若者達)からの延長上だ。
もう少し、簡単に言えば、タンナップボーイズの過激化したものがロッカーズ になる訳だ。
英国では、経済情勢(戦後の景気の動向)の煽りを受けて、職に就けない若者が溢れた。
そして、その若者達は、既存の価値観への反感から、反体制をかかげて、様々なカルチャーに、生き方を模索した。
ロッカーズ (Rockers) は、正確には、1つのまとまりのない様式だろう、その彼らの情熱を傾けた乗り物がオートバイだった。
それは、安価な移動手段だったし、いつでも思う時に移動出来る。そのチューンされたオートバイ「カフェレーサー」(カフェからカフェへ、そのスピードを争う)は象徴だ。(速い奴がカッコいいという明確なルールもあるくらいだ/ジュークボックス・レース)
ほぼ、同じ時期に流行った英国のカウンターカルチャー(対抗文化)は、ロッカーズとモッズだろう。
ただ、そのロッカーズは、モッズと比較されるが、先に確立されいるはロッカーズだ。そして、それは、モッズに台頭されるが、ブライトンの海岸での乱闘以降、どちらも衰弱してしまう・・その後、その流れは、Swinging Londonへ・・・・
アメリカ合衆国では、1953年映画The Wild One(乱暴者/あばれもの)監督ラズロ・ベネディク(László Benedek, 1905-1992)が公開された、しかし、その反社会的な内容から、英国では1968年まで公開を認めらない経緯がある。それは、反体制をかかげて発生した、ロッカーズ (Rockers) というライフスタイルに与える影響を考慮しての事だった。
Mods VS Rockers : The Battle of Brighton Beach, May 1964
THE WILD ONE (1953) Trailer
(追記)余談だが、だいぶ以前、駐車違反等で免許停止30日になり、試験場で1日講習して、その後、ペーパー試験を受け、全問正解だと、明くる日には免許が発行されるという講習会に出た。職場では言い出しにくく、親戚の喪を理由に休んだのだが・・
講習会の教室には、机の位置が決まり、2人1組で、始まるのだが、私の相手は、まさにロッカーズの革ジャンで鋲(ビョウ)が打ち込まれたそれを着て髪は三つ編みにしていた(もちろん男性だ)、、教官の指示通り、お互いに深く手を握り、笑顔で挨拶をしてから、講習は始まった。私に睡魔が襲うと肘で起こしてくれた、、、、身近な人は大切にしたいものだ。
#2)ロッカーズ (Rockers) 、具体的には・・・と、そのたまり場、Rockers at the Ace Cafe Londonの現在の映像:おじいちゃま、おばあさま、Coolでありますね・・・