(今日のART)The Island of life(命の島):アルノルト・ベックリン
The Island of life(命の島):アルノルト・ベックリン
The Island of life(命の島) - Arnold Böcklin
キャンパス Oil Paint -1888年、94cm (37.01インチ) x 140cm (55.12インチ)
バーゼル市立美術館(スイス)
イタリアの風景に影響を受けた、神話上の物語性
アルノルト・ベックリンはイタリアの風景に影響を受けている。
海、太陽の光が降り注ぐ風景、そして、この命の島にある、ヒノキの木はアルノルト・ベックリンの、後の作品に繰り返し登場する。
この命の島は、死の島(1880)と、ある意味、対照的だが・・・
そこに流れる、絵画の文脈は同じかもしれない。
写実的で緻密な描法と、作品には、神秘的・幻想的な雰囲気がただよう世界だ。
この作品も、神秘的な風景に、神話上の物語性が展開されている。
1860-1862年にかけてはドイツのヴァイマルの美術学校で教鞭をとる。
そして、その後、バーゼル市立美術館から、この注文を得ている。
アルノルト・ベックリン(Arnold Böcklin)
アルノルト・ベックリン(Arnold Böcklin, 1827 - 1901/スイス出身の象徴主義の画家)
アルノルト・ベックリンをはじめとする象徴主義の画家は、文学、神話、聖書などを題材に、想像の世界を画面に表象しようとする。ベックリンはこうした象徴主義・世紀末芸術の代表的画家の1人であり、世紀末絵画に類する作品を多く描いている。
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