(今日のART)ヘレン・ランドバーグ:時間のアーティストの二重の肖像
ヘレン・ランドバーグ(Helen Lundeberg):時間のアーティストの二重の肖像
by Helen Lundeberg, 1935年
ヘレン・ランドバーグ(Helen Lundeberg,1908–1999/アメリカの画家)
白いフリル付いたドレスを着た小さな女の子が、時計のある低いテーブルの横に座っている。
最も印象的なのは、その子供の目で、見る人を見つめながら超自然的な深さがあり、それをほのめかす様相だ。
そして、彼女の後ろには、成長した女性の細長い影が・・・
それは、彼女が運命づけられている成長した女性の絵と視覚的につながっている様相とつながる。
額におさまる絵画の大人は、画家のヘレン・ランドバーグ本人だ。
当初は「アーティスト、花、半球」というタイトルであった、その後、この絵を「時間のアーティストの二重の肖像」というタイトルの構図に置き換えた。
この1935年に描かれたこの興味ある作品は、ヘレン・ランドバーグ(1908–1999)の人生の最期まで、変遷(へんせん/パラダイムシフト)して行く絵画を、その時点ですでに、予想させる初期の絵画だろう。
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