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ゴダールは、当初から特異な方法論だ
そのジャン=リュック・ゴダールの前期の作品は、
ヌーベルバーグの基本3要素(即興演出、同時録音、ロケ撮影中心)と
はっきりとしない物語の運び以外には、共通項の少ないといわれる、多彩な作品群。
そして、「軽蔑」(1963年)のように映画の制作自体を作品としたものから、「気狂いピエロ(きぐるいピエロ)」(1965年)における主演のジャン=ポール・ベルモンドがスクリーンを見ている観客自身に語りかけるような話法が印象的だ。
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Fig.軽蔑 - 1963年
ゴダールは、当初から特異な方法論だ。
「映画は、音楽を組み立てるのと同じやり方で組み立てられた絵画なのです。だから、ただ単に見つめればいいのです。そして後で、自分が見たものを寄せ集めればいいのです。」 ゴダールの映画史より
商業映画との絶縁の時代、「ゴダールの映画史」の時代を経て、上記のメタ映画以降のゴダールの映像が始まるが、現在もゴダール作品の解釈は、観るものとって多様だ。
軽蔑(1963)リマスター版、トレーラー
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