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NFTを考える

NFTとは

NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)とは「所有証明付き・偽造不可なデジタルデータ」のことで、いわゆる、紐付けされたデジタルアートのことだ。
このロジックは、ブロックチェーンの技術を使い、唯一のデジタルアイテムを表すことができるため、コピーや改ざんができず、アートなどのデジタルファイルに価値を持たせることができる。
今後の1つの方法論かもしれない。

しかし、問題点も抱えている。

・ユーザー増加に合わせて手数料が高騰化する
・NFTアートに於ける、詐欺や違法(この手段は、今後、多様化するだろう)
・多くのNFTアートは、*イーサリアムブロックチェーン(Ethereum Blockchain)上に構築されるため、NFTアートの生成および売買時は、PoW(プルーム・オブ・ワーク)方式で取引を承認する。
このPoWは、ビットコインにも採用されている取引承認の方式。
(註)*イーサリアムブロックチェーン(Ethereum Blockchain ):ビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨

それらを考えると、価格変動が起き価値が大きく下がる可能性もある、と言うことだ。

法整備が十分とは言えない・・・

そして、法整備が十分にできていない、それは、マネー・ロンダリングの温床に・・・
デジタル作品が75億円で売れる現在。NFTアートで芸術家は自由を手にしたのだろうか(?)

ねずみ講になりえる可能性、または、そのものなのか・・
例えば、NFTアートを販売する際、NFTクリエイターは「将来の取引時に10%を受け取る」といった権利を紐づけることができる。それは、自分が作ったNFTが繰り返し売買されるたびに収益が入るという事になる。
ただ、現在の法律では、NFTの売買=ねずみ講 ではないが・・

NFTはデジタルアートの所有権を明確にする技術であり、NFTそのものが価値を持っている訳ではない。

クリスティーズ・オークションにおいて

2021年3月に、ビープル(マイケル・ジョセフ・ウィンクルマン/Beeple,1981- /アメリカのデジタル・アーティスト)のNFTアート作品「Everydays: The First 5‌0‌0‌0 Days」が、クリスティーズ・オークションにおいて、なんと約75億円で落札された。

「NFTアート」とは何なのか。NFTアートの登場で今後のアート業界はどうなっていくのか。アーティストと弁護士が語る。

マガジンハウス

Text: Min Dopa

NFTと、その価値は?

NFTそのものに意味はないだろう。
それは、NFTは所有権を証明する技術であり、価値自体はアートに対してつくものだからだ。

NTFの二元論から、アートの価値を・・

NFTの価値が「ある・ない」という二元論ではなく、アート作品の価値を、多様な視点(極)で追求するのが本来のアートであり、それを生み出す、アーティストの視点だろう。
繰り返すが、NFTはデジタルアートの所有権を明確にする技術である。NFTそのものが価値を持っている訳ではない
アート作品の価値は、金銭なのか・・・

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