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(今日の一枚)ルルドの泉に向かう人々:Mario Giacomelliの写真から見えるもの
ルルドの泉に向かう人々-Mario Giacomelli
写真家-マリオ・ジャコメッリ(Mario Giacomelli,1925-2000/イタリアのフォトジャーナリスト)のフォトグラフから、見えるもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1669160202221-nTMowV0Yyx.jpg?width=1200)
車いすで、また、杖をついて、ルルドの泉へ、救いを求めて向かう(Photo-Mario Giacomelli )、日本での所謂、後期高齢者の方もいるだろうし、それ以下の年齢も閾なく・・・
フォトグラフから、死は生の一部分だと認識される。 それは、ある年齢になると、また、その人に起きた事象や病で、死に対する思いを痛感する時があるだろう。
ジャコメッリの「Lourdes」は、実に多様な解釈ができる写真だ。
ルルド:1858年、この小さな村に住む少女が・・
ルルド(概略):1858年、この小さな村に住む少女(ベルナデット・スビルー 当時14才)が、村を流れるガーブ河の脇にある洞窟で、聖母マリアの姿を目撃した。このベルナデットが聖母のお告げにしたがって地面を掘ったところ泉がわきだし、その水を飲んだ人々の病気が次々と治るという奇跡が起こったといわれる。
(註)ルルドはピレネー山脈の麓にある。
ルルドからトゥールーズまでは電車で2時間、トゥールーズとパリの間は、TGBが3時間半で連絡している。
パリからルルドまで6時間以内で到着できる。駅から聖母の洞窟までは歩いて10分少々で、洞窟の隣で聖水をくむことができる。
目撃者ベルナデット・スビルーの家も観光名所になっている。
死に対するやりきれない気持ち
ただ、状況下、誰しも、少なくとも、死に対するやりきれない気持ちは、ここでの巡礼で、癒されるだろう。
今ではルルドは、年間500万人以上ともいわれる多くの巡礼者が訪れる、カトリック最大の聖地となっている。 また、周辺には、ホスピスも多い・・・・・
少女が見た、聖母マリアの姿、それはいったい、なんだったのだろう・・・・視覚とはなんだろう。
(註)類型に、「ルイス・ブニュエル監督の銀河」、「壺坂霊験記 」
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