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ART-アシュカン派:正義の写真家ジェイコブ・リース

ジェイコブ・リース(Jacob August Riis, 1849- 1914/アメリカの写真家・ジャーナリスト)
フォトジャーナリストの草創期の表象として、ジェイコブ・リースは、現在、再評価を受けている写真家だ。
アシュカン・スクール(アシュカン派)の写真家だ。

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(cc) Jacob Riis

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Lower East Side

略歴とワーク- Jacob Riis
1894年、デンマーク生まれ
1870年、移民としてアメリカに居住する。
1873年、職業訓練校の紹介でニューヨーク・トリビューン紙(The New-York Tribune/1841-1924)の記者となる。
そして、新人のリースの仕事は、ニューヨークのスラム街になっていたロワー・イースト・サイド(Lower East Side)地区の警察番であった。そこから、いわゆるスラム街の庶民の生活ぶりを追うようになるが、そこへ、自らの移民の苦労も重ねているのだろう。
そのフォトワークは、その後のイブニング・サン(The Evening Sun)に移行後も続いた。
そこでは、当時、フラッシュバルブ(Flashbulb)を使用して、撮影している、そのフラッシュでの撮影の写真で当時、著名となる。当時は、乾板カメラの時代だ。(ガラス板に、感光材料としてハロゲン化銀乳剤が塗布されていた)

1890年には、写真集を出版した。そこには、ジャーナリストとして、スラム街の苦境な環境に住まざるを得ない移民たちの生活のシーンが切り取られている。
その写真は、アシュカン・スクール(アシュカン派)のエリアに入ると言われる。

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Jacob Riis

(註)*アシュカン・スクール(アシュカン派/Ashcan School/ニューヨーク):20th初めの芸術運動で、都市と現代の日常生活についての特定の真実を伝えたいという願望で構成されていた。
組織化しされた芸術運動ではなく、そこには、政治的、非政治的な視点の画家が混在しているような状態だ。
繰り返すが、ジェイコブ・リースは、スラム街の庶民の生活ぶりを追っている、そこにへ、自らの移民の苦労も重ねているのだろう。ジェイコブ・リースの苦難と社会正義が、そのフォトワークに見えるように感じる・・


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