Qualcomm 24’3Q決算短信 スマホの5Gチップセット世界シェア約44%、Microsoft CoPilot PCにSnapdragonXを搭載、24’3Q Auto Motive関連売上前年同期比+87%と多くのシェアホルダーであるQualcomm。短信記事ですができるだけ深堀していきたいと思います。 4 Ken 2024年8月1日 21:52 QCOM CEOコメント: オートモーティブ事業では、当四半期中に世界の自動車メーカーとの間で10 件以上の新たなデザインウィンを獲得しました。今後は、オンデバイスAIソリューションをSnapdragon Digital Chassisに拡張し、車載中心のAIユースケースを実現していきます。携帯電話端末では、Galaxy Z Fold6とFlip6がすべてGalaxy向けSnapdragon 803を搭載し、折りたたみ式端末向けに並外れたAI機能プレミアムレベルの性能と電力効率を実現しております。 24’3Q Revenue 9.39B$ Consensus 9.21B$ Beat 180M$ Y/Y+11.24% EPS nonGAAP 2.33$ Consensus 2.26$ Beat 0.07 Y/Y+24.6% QCTセグメントRevenue 8.1B$(内 自動車、IoT 2.2B、Y/Y+87%)QTLセグメントRevenue 1.3B EBITMargin 70% 24’4Qガイダンス Revenue 9.5B$~10.3B$ Consensus 9.0B$~9.99B$ EPS nonGAAP 2.45$~2.65$ Consensus 2.23$~2.83$ QCTセグメントRevenue 8.1B$~8.7B$ QTLセグメントRevenue 1.35B$~1.55B$ 24’3Qでの自動車用半導体が前年同期比で+87%も伸びております。急成長している自動車用半導体は高成長を遂げており、QCOMの自動車ビジネスは競合他社よりも好調で自動車向けソリューションの評判が良く成長も早い様です。 クアルコムの自動車ポートフォリオをNvidia社やMobileye社などの競合他社と比較すると、デジタルコックピットデバイス、インフォテインメント、コネクティビティ用のチップなど、多様な製品を提供しているため、クアルコムのサービス可能な市場とパイプラインは大幅に大きくなっています。 QCOMの周辺で急成長している話題は、AI PCに関するものだ。 クアルコムが最近マイクロソフトと提携し、マイクロソフトの新しいSurfaceノートパソコンのラインナップにオンデバイスAIチップ(Snapdragon X)を提供したことで、クアルコムの成長見通しが大きく向上した。QCOMのAIチップを搭載したPC関連市場からの収益がクアルコムの損益計算書に計上されるのは、2025年になると予想している。このような「AI PC」の販売台数が大幅に増加し始めるのは、今後3年間であるためだ。 リスク:QCOMが2021年にCPU企業ヌビアを買収し、それに伴いヌビアのアーム・ライセンスを取得した後、アームはクアルコムの技術で特定のチップを製造する権利をめぐってQCOMを提訴しております。 裁判の前に両社が和解に達する可能性は高いが、長期化する法廷闘争によって、こうしたAIノートPCの市場参入が争われる現実的なリスクはまだ残っております。これらの製品の法的な実行可能性を再確認するか、マイクロソフトのAIノートPCの円滑な販売に影響を与えるような潜在的な進展に目を光らせておきたいと思います。 まとめ:Qualcommの成長ドライバーになり得るセグメントとしてAIスマホ、AI搭載PC、自動車半導体、そしてこれらの知的財産権の販売のQTLセグメントの売上と今後需要が伸びるであろうセグメントの'トップシェア企業'である事が大事であってQCOMの優位性はよほどの事でない限り変わらないと思います。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #米国株 #半導体 #決算分析 #クアルコム 4