10/29(火)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:米9月JOLT求人件数は744.3万件と予想800万件を下回り、2021年1月来で最低となった。8月分も804.0万件から786.1万件へ下方修正された。10月消費者信頼感指数は108.7と予想を上回り1月来で最高となった。 9月分も98.7から99.2へ上方修正された。労働市場の減速を示す結果を受け利下げが正当化されるとの見方が強まりドル買いが後退。 ただ消費者信頼感指数は強く、消費の底堅さが示唆されたため、ドルの下値も限定的となった。 4 Ken 2024年10月30日 06:22 10/29(火)米国市場引け後 株式市場:昨日とは対照的な動きでハイパースケーラー企業の決算期待からTech企業系が買われ、NASDAQ総合が史上最高値を更新しました。JOLTS求人件数の予想外の減少や消費者信頼感指数が高指数として出てきた点もFEDの利下げを正当化する材料となり、NASDAQ系銘柄購入の後押しとなりました。 10/29(火)米国市場引け後 指数:NYダウ 42233.05(前日比-0.36%⤵)SP500 5832.97(前日比+0.16%)NASDAQ100 20552.45(前日比+0.99%)NASDAQ総合 18717.58(場中で史上最高値更新、前日比+0.81%)Russell2000 2235.35(前日比-2.32%)SP500 VIX指数 19.34(前日比-2.32%)債権MOVE指数 130.92と非常に高いボラティリティが続いております。 10/29(火)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Future 18.70(前日比-0.52%)と比較的落ち着いた状態、ドルインデックスは雇用状況の減速から一旦売られる展開になり微減だがまだ104pt台を推移。原油は67.35と大分落ち着いた状態で推移しております。金/ドルは2772.40と再び史上最高値更新しそうな勢い、BTC/USDも72000ドルを超えこちらも史上最高値更新しそうな勢いで買われております。 10/29(火)米国市場引け後 債券利回り:数日ぶりの下落に少し安堵の表情・・・9月のJOLTS求人件数で求人が予想以上に悪い点や8月の求人件数が下方修正された内容で利下げ観測が正当化され利回りは下落。しかし消費者信頼感指数は予想値を上回り下落の歯止め要素になりました。米財務省は440億ドル規模の7年債入札を実施し最高落札利回りは4.215%。テイルは-0.2bp、応札倍率は2.74倍と過去6回入札平均2.54倍を上回り需要は強かった。外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は72%だった。 10/29(火)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは前日より2pt下落した60でGreed、VIX指数も18pt台で推移しておりますしマーケットセンチメントも熱すぎず冷めすぎずの適温感覚なのではないかと個人的には思います。9月の求人件数が予想以下だったのを受けて明日のPCE、明後日の雇用統計でこの数字は大きく振れる可能性がありますので注視して見て行きたいと思います。 10/29(火)債券市場利下げ織り込み:9月JOLTS求人件数の雇用数低下と8月の下方修正から利下げを正当化する指標との判断が強まり、11月FOMC時の25bp利下げがより強く織り込まれる次第となりました。12月以降はまだ見通しが定まらず右往左往する可能性が高い為、引き続き経済指標に注目してみて行きたいと思います。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #株式投資 #投資初心者 #経済指標 4