11/1(金)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:10月非農業部門雇用者数 予想106K、結果12Kと激減(前回223K)10月非農業部門民間雇用者数 予想90K、結果-28Kとこちらはマイナスに転落(前回192K)10月平均時給(前月比)予想0.3%、結果0.4%とこちらは上昇しました(前回0.3%)10月失業率 予想4.1%、結果4.1%と低水準で推移(前回4.1%)ISM製造業購買担当者景気指数(10月)予想47.6、結果46.5と若干の景況感減速が見られるようになりました(前回47.2)

画像1 11/1(金)米国市場引け後 株式市場:Amazonは営業利益率の大幅な改善とAWS、広告事業の高成長率維持が好材料となり+6.19%と大幅増、売られ過ぎたTechnology系が利下げ期待再燃と共に反発しました。弱い雇用や景況感指数の低下もあり債券が買われる展開かと思いきや市場は債券売り(トランプさん織り込みかと)公益セクターが全面的に売られる展開となりました。
画像2 11/1(金)米国市場引け後 指数:NYダウ 42052.19(前日比+0.69%⤴)SP500 5728.80(前日比+0.41%⤴)NASDAQ100 20032.15(前日比+0.71%⤴)NASDAQ総合 18239.77(前日比+0.80%)Russell2000 2208.25(前日比+0.53%⤴)と4指数共に反発しました。SP500 VIX指数も大きく下落しましたがまだ21.88と高めで推移、債券MOVE指数は135.18と年初来高ptを更新し大統領選直前の織り込み度合いが更に進みました。
画像3 11/1(金)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Future 20.43とザラ場の指数から更に下落しております。ドルインデックスは雇用統計の後大きく売られましたがその後のPMI修正や支払価格上昇から一転したドル買いへ、104.34と104pt台に戻してきました。原油は69.47と安定気味で70を切る動き、金/ドルは2734.23と一旦反発しましたが長期金利の大幅上昇や利確売りなどが絡み再度下落、BTC/USDは70000ドルを割り69433、ETH/USDも2522.67とこちらは軟調
画像4 11/1(金)債券利回り:弱い雇用統計が発表されたのち債券は大きく買われ利回りは下落しました。しかしその後ISM指標やPMIの上方修正、支出増などもあり再び債券売りの流れが加速しました。大統領選を間近に控え市場はトランプさん織り込みの長期債売りも含んだ利回りとなっております。MOVE指数も年初来高水準で推移しており大統領選まではこの流れが続きそうです。
画像5 11/1(金)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは前日の44から5pt上昇して49のNeutralまで戻りました。株式市場は好決算に引かれて反発上昇、債券市場はFOMC前と大統領選前のリスク回避もあり強い売りの逆相関の様相です。1日で大きく変わる状況なので方向感はまだ見えないですが目の前の数字を注視して少しずつ周囲に視野を広げていきたいと思います。
画像6 11/1(金)債券市場利下げ織り込み:11月FOMCで25bpの利下げ織り込みはほぼ確実レベルまで上昇、12月も25bp利下げする織り込みが段々とConsensusになってきました。来週は大統領選とFOMCというBICイベントが続きますので注目していきたいと思います。今週は目まぐるしく動く相場で疲れましたね、1週間お疲れ様でした。

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