Celestica(CLS)24’2Q決算短信 注目のCCSセグメントの成長率は売上高がY/Y+51%、調整後のEPSはY/Y+80%と驚異的な成長を見せているCelestica。24’3Qのガイダンスと共に今後の成長過程を見て行きたいと思います。配布資料が少ない為、短信でポイントを押さえて書いていきます。

画像1 CCSセグメントの売上高がY/Y+51%、EPSがY/Y+65.5%と驚異的な速度で成長しているCelestica。成長の鍵はデータセンター向けのハードウェア、ストレージソリューション、ラックマウントサーバー、そして高性能ネットワークスイッチの多くを自社で設計し製造しております。主要顧客にはAWS、Meta、Cisco、IBMと名だたる巨人がおり、高い信頼性の主要製品プロダクトで市場の競争力を維持しております。
画像2 全体としての売上高はY/Y+23%、その内ATSセグメントが+11%、CCSセグメントが+51%です。調整後売上高営業利益率は5.7%とY/Yで120bpsも上昇、調整後EPSもY/Y+60%とこちらも高需要をうまく取り込んでいる様子がうかがえます。
画像3 ATSセグメント、CCSセグメントの売上高成長率、利益成長率、そしてSegment MarginがY/Y+20%も成長しております。
画像4 24’3Qガイダンス:Revenue Est 2.325B$~2.475B$ Consensus 2.29B$ Beat 3500万$ EPS 0.86$~0.96$ Consensus 0.81$ Beat 0.05$~ SG&A(販売管理費 )73M~75M$ Operating Margin 6.3%
画像5 CCSセグメント全体売上対比23’2Q時 55%→24’2Q時 68% CCSセグメントIncome&Margin 23’2Q時 6.0%→24’2Q時 7.2%(Y/Y+20%)Finance costはY/Yで6.4%減少し、税引き前利益はY/Yで82.8%も上昇
画像6 まとめ:一通り決算内容、来期ガイダンスを確認しましたが非常に良い決算内容だったのではないでしょうか。競合他社にBroadcomやFoxconnなど名だたる企業がおりますが、ハイパースケーラーからの信頼も厚く順調に業績を伸ばしている印象です。現在の株価は24年通期EPSで見ても16.2倍、企業価値(EV)に対するEBITDA指標やSales、EBITも割安で大きく売られた後の現在ではかなり割安にも思えます。決算を無事クリアしたので一旦は安心して持ち続けようと思います。

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