8/7(引け後)経済指標:米国10年物国債入札落札利回り 前回4.276%、今回3.960%、前回応札倍率2.57倍に比べ今回は2.37倍とやや軟調。債券も売られ金利上昇、MOVE指数は前日比+7.98%と暴騰しており、市場はよりリスクオフに傾いております。SMCIの決算の影響もあり半導体関連は軒並み下落、プレマーケットで2%前後上昇しておきながらの急転直下下落。これが今のマーケットセンチメントです、今年上期とは全く別物の相場なので慎重に気を引き締めて行きましょう。

画像1 8/7(引け後)半導体関連は急落、引き金は恐らくSMCIの決算ですが小さなニュースでも過剰反応しがちなマーケットセンチメントです。NVIDIA -5.12%、AVGO -5.32%、Intel -4.24%、Tesla-4.4%、Meta -1.05%、Apple +1.25%、Amazon +0.52%、Google +0.13%、Microsoft -0.29%とメガキャップは小康状態。中東情勢不穏から原油が価格上昇しておりますが、エネルギー株もそこまで強くは無く軟調気味のリスクオフ相場といった所です
画像2 8/7(引け後)指数:NYダウ 38763.45(前日比-0.60%)SP500 5199.50(前日比-0.77%)NASDAQ100 17866.49(前日比-1.17%)NASDAQ総合 16198.86(前日比+1.03%)Russel2000 2035.15(前日比-1.41%)Russel1000(Value)1726.46(前日比+0.86%)Russel1000(Growth)3385.36(前日比+1.2%)、VIX指数は高止まりだがMOVE指数は大きく上昇(前日比+7.98%)
画像3 8/7(引け後)セクター別パフォーマンス:Basic Materials(素材) -1.32%、Health Care -1.19%、Consumer Cyclical -1.16%、Utilities(公益)+0.5%、Energy +0.89%
画像4 8/7(引け後)債券利回り:米国10年債の応札倍率、最高利回り共に軟調気味の入札、短期債はほぼフラットだが中期~長期債が5bsp~7bspも上昇。株も債券も売られるまさに八方塞がり状態の相場
画像5 8/7(引け後)Fear and Greed Indexは20でExtreme Fear。引き続きリスクオフのセンチメントで決算は粗さがし状態なので、ブルトラップに注意。
画像6 8/7(引け後)金利引き下げ織り込み状況は前日とほぼ変わらず50bp引き下げの織り込みが約71%と突出しております。実際に金利を引き下げたら株はさらに下がるという論調を見ますが、実際にはその直前の株価や経済動向によって大きく変化するので今から予想を立てる意味があまりないと思います。

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