11/5(火)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:サービス業総合PMI(10月)予想55.3、結果55.0⤵(前回55.2)マーケット総合PMI(10月)予想54.3、結果54.1⤵(前回54.0)PMIは予想外に下落しました。ISM非製造業景気指数(10月)予想53.8、結果56.0⤴(前回54.9)と非常に強い数字でこの時には金利が急上昇しました。同時刻に発表されたISM非製造業雇用指数も好調で予想48.0に対し結果53.0⤴(前回48.1)とこちらも大きく予想を上振れました。

画像1 11/5(火)米国市場引け後 株式市場:米大統領選当日でもう少し様子見になると思いきや先週末の懸念を振り払う様な全面的な買い模様になりました。PLTRの好決算(+23.55%)もありソフトウェア企業全体に好決算期待が広がりこちらも強い要因だったと思います。ISMの指標は予想よりも強く景気に対して前向きになれる数字も株式市場を後押ししたものと思われます。この後の開票次第では大きく動く事もありますので注目していきたいと思います。
画像2 11/5(火)米国市場引け後 指数:NYダウ 42221.88(前日比+1.02%⤴)SP500 5783.20(前日比+1.23%⤴)NASDAQ100 20227.05(前日比+1.32%⤴)NASDAQ総合 18438.62(前日比+1.42%⤴)Russell2000 2262.65(前日比+1.97%⤴)と全指数1%以上の上昇と力強い反発を示しました。SP500 VIX指数も(まだ高いですが)大きく下落し20.47(前日比-6.87%⤵)大統領選前前日のMOVE指数は136.25と上昇⤴
画像3 11/5(火)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Futureは18.23とさらに下がっておりますので大統領選開票前に落ち着いた感じです。ドルインデックスは103.46と前日よりやや下がりましたがISMの強い経済指標もあり小幅減に留まりました。原油は72.12と引き続き70ドル台、金/ドルは2743.52とこちらも高値水準を維持しております。トランプさんの期待が高まるBTC/USDは69529ドルと7万ドル手前付近、ETH/USDも2428.64と連れ高しております。
画像4 11/5(火)米国市場引け後 債券利回り:マーケット総合PMIの予想外の下方修正もありましたがISMではかなり強い指標が出てきた事もあり債券市場は景気見通し改善から長期債が買われ短期債が売られる展開になりました。10年債の入札も好調で最高落札利回りは4.347%、大口投資家による長期債購入が進み価格は下落、10年債利回りは3bp~4bp下落しました。
画像5 11/5(火)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは昨日ほぼ変わらず44でFearです。ただ本日の株式市場の反応や景気見通しの改善や10年債入札による長期債利回り低下が起きたので、この後のセンチメントは改善してくる可能性があると思います。
画像6 11/5(火)債券市場利下げ織り込み:明後日のFOMCを前に25bpの市場の利下げ織り込みは100%になりました。12月にも25bp利下げすると見ている投資家は75%と大半ですがその先の利下げがかなり停滞してきました。大統領選でどちらが勝つかによってもこの利下げ織り込みは変化してくると思われますので、引き続きWatchしていきたいと思います。

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