Alphabet(GOOG, GOOGL)24’3Q決算分析,注目のGoogle Cloudの好業績は今までの投資効果が数字に表れてきたのではないか!? そう思う根拠を説明して行きたいと思います。
市場センチメントを左右するハイパースケーラー24’3Q決算第一弾 Alphabet(GOOG,GOOGL)の決算内容を見て行きたいと思います。
注目のGoogle Cloud部門の業績や成長率は市場が大きく注目しているポイントの一つです。
また小型モジュール式原子炉から原子力エネルギーを購入する契約締結や第六世代TPUのTrilliumとNvidia BlackwellがGoogle Cloud内でコラボレーションをする件でも市場や投資家の話題を席巻しており、投資家として進化したGoogleから目が離せません。
ライバルのMicrosoft Azureの成長率が減速して行っているという記事がでる反面、Google Cloudは前年同期比+35%という数年ぶりに30%台の成長率を計上してきました。しかもこの成長は今後さらに飛躍していく可能性が高く、ハイパースケーラー4社の中でGoogleの株価は現在$180程でFW P/Eで21倍と非常に割安な水準ではないかと思います。
ここ数週間、数カ月でAIによるGoogleの検索優位性の崩壊が騒がれておりますが、実際に第3四半期のGoogleの検索収益は前年同期比12.2%増の494億ドルと、通常通りでした。
現在、グーグルは世界の検索市場の90%を占めています。
また、第3四半期の検索収益は前年同期比で12.2%増の493.9億ドルに達し、検索ビジネスが引き続き好調であることが示されています。
検索部門の継続的な回復に加え、YouTubeの広告収入は89億2000万ドル(前年同期比12.2%増)と予想をわずかに上回りました。
動画部門は今後数年間で大きな成長が見込まれ、これはグーグルにとっても好材料となるでしょう。
またTikTokが米国内での事業を米国を拠点とする企業に売却できなかったり、米国の司法制度による禁止を回避できなかった場合、2025年にはYouTubeが短編動画セグメントでMeta Platforms, Inc.のリールとのみ競合することになると思われます。
TikTokが今年アメリカで77.4億ドルの収益を上げると予想されている中、その衰退はYouTubeが来年以降に成長が見込まれる短編動画市場のシェアを獲得するのに間違いなく役立つでしょう。
今回の決算から新CFOに変わり、投資戦略や方向性に少し変化が出るのかにも注目して行きたいと思いますので分析していきます。
※個別銘柄に言及する内容が多く含まれますが、筆者の知識と経験を基に独自の見解を述べているものであって売買を推奨するものではありません。
この先に進まれる方はこの件に同意いただいたものとみなさせていただき、
損益に関する一切の責任は負わないものとさせていただきます。
検索と広告の濠に囲まれた上にCloudが更に上乗せしてきた
前回の2Q決算時Youtube広告の減速が見られましたが今回はQ/Qでも3.0%の増加と前年同期比+12%の成長、独禁法訴訟での敗訴でGoogleの解体までささやかれましたが今回の決算でも前期比+1.8%、前年同期比でも+12.2%とふたを開けてみれば全く問題ない内容でした。
今回の決算はこの収益の土台部分にCloudとOther部門が大きく成長してさらに濠を深くした形になります。Google Cloudは前年同期比+35%の成長を見せており、Otherの部分であるサブスクリプション、プラットフォーム、デバイス事業は好調でこちらも前年同期比+28%の高成長を誇っております。
今回の決算では上記だけにとどまらずGoogle Cloudの収益実績を上回る利益実績が注目されました。この部門の営業利益は2億7,000万ドルから19億5,000万ドルへと大幅に増加し、1年前と比較して7倍に急増しました。
この部門の高い成長率により、Alphabetの総利益も大きく向上しました。全社の営業利益は72億ドル増加し、その約4分の1がCloud事業からの追加利益でした。Cloud事業は営業レバレッジを大きく活用しており、その成果が見て取れます。
したがって、Google Cloud部門がこういったペースで成長し続ける限り、Google Cloudの利益成長は今後も堅調に推移すると予想できると思います。 直近の四半期でクラウド部門の収益成長率が加速していることから、当面は事業の成長が力強く続く可能性が高いと思われます。
その結果利益もいいペースで増え続けるはずです。
厳格なコスト管理により、Alphabetは他の事業分野でも利益率を向上させた。検索、YouTube、Googleネットワークを含むGoogleサービスグループの営業利益は前年比29%増加し、営業効率化の恩恵を受けた。
パンデミック時に過剰雇用が問題となったAlphabetですが最近では経営陣が経営を引き締め、その結果利益率が持続的に向上しており投資家もその恩恵を享受していると思います。
Alphabetの営業利益率は、Cloud事業の大幅な利益増加とGoogleサービスグループの改善により、前年比で400ベースポイントの上昇を遂げました。
このペースでマージンが拡大し続けることはないかもしれませんが、経営陣が過剰雇用の防止とコスト管理に注力する限り、当面はマージンの改善が期待できるでしょう。
営業キャッシュフローは前年同期比でわずかに伸びましたが、利益の大幅な伸びを踏まえると、少し意外な結果でした。
しかしキャッシュフローの小幅な伸びはそこまで心配する話では無いと思われます。
Alphabetは1四半期で300億ドル以上の営業キャッシュフローを生み出し、キャッシュフローの巨人であり続けている。
今期の設備投資予定額の130億ドルの資本支出、特にNVIDIA(NVDA)のチップへの投資を考慮すると、Alphabetは170億ドル、年間換算で600億ドル以上のフリーキャッシュフローを生み出している形になります。
そしてその残りの170億ドルの大部分、約150億ドルが自社株買いに充てられているのです。(配当で24億5500万ドル支払われております)
第3四半期の株価が低評価されていた(純利益の20倍以下)ことを考えると、自社株買いはAlphabetの膨大なフリーキャッシュフローを有効活用する絶好の方法だったと言えるでしょう。
Alphabetの株式数は昨年1年間で2.2%減少し、株式ベースの報酬は既に計上されている。これはAppleの著名な自社株買いのペースに匹敵し、Appleは昨年1年間で2.7%の株式数を減少させております。
今後の設備投資計画やコスト面について
前年同期比で約15%も売上成長する傍らには営業コストも準じて増加していくものだと思いますので、3Qのコストの増加率や新CFOのコメントから設備投資計画について見て行きたいと思います。
四半期ベースでの比較の方が見やすいので左側の資料を見て行くと、営業コストや研究開発費、セールスマーケティング費用はもちろん増加はしておりますが前年同期比で約7.9%と厳粛なコスト管理のもとに行われているのが見て取れます。
その結果Net incomeは前年同期比で+33.6%も上昇、EPSにおきましても+37.2%ととても時価総額2兆ドル企業とは思えない利益率の伸び方です。
続いて決算説明会での新CFOの設備投資についてのコメントを抜粋しながら見て行きたいと思います。
研究開発投資は、主に報酬と減価償却費の増加により11%増加した。 セールス&マーケティング費用は5%増加したが、これは主にメイド・バイ・グーグルの立ち上げに関連した広告宣伝活動やAI、ジェミニへの投資を反映したものである。
当四半期の営業利益率の拡大にも反映されているように、コスト構造の再構築が進んでいることに満足しています。また、消費者、クリエイター、企業にイノベーションをもたらすための事業投資を継続しています。
アルファベット・レベルの活動に話を戻します。 このラインの最大の構成要素は、アルファベット全体を支えるAI研究開発活動への投資です。
アルファベットのレベル活動において、営業損失に影響を与えた注目すべき項目が2つありました。
ひとつは、物理的なフットプリントとオフィススペースを世界的にさらに最適化するために行った決定に関する6億700万ドルの費用、もうひとつは、AI研究開発への継続的な投資です。
設備投資に関しては、第3四半期に報告された設備投資額は130億ドルであり、これは技術インフラへの投資を反映しています。
今後、第4四半期の設備投資額は第3四半期と同水準になると予想されますが、現金支払いのタイミングによって四半期報告設備投資額に変動が生じる可能性があることを念頭に置いています。
当社のデータセンター容量の拡大は、投資先の国や地域に経済効果をもたらすと期待されています。 第3四半期だけで、当社は70億ドルを超えるデータセンターへの投資計画を発表し、そのうち約60億ドルは米国内で行われました。
さて、質疑応答に入る前に、新CFOとして、成長、コスト構造、資本配分にどのように取り組み、考えているかについて、少し考えをお話ししたいと思います。
事業を見渡すと、AIと事業全体の勢いに後押しされ、さらなる成長の機会があると思います。 本日の電話会議でも、その一端をご紹介しました。
また、AIで大規模に成功するために必要な中核となる柱において当社が強みを発揮していることから、有意義なイノベーションを提供し、収益につなげることができる体制が整っていると考えています。
このような機会を実現し、AIで大きなイノベーションを起こすには、当社の製品とプラットフォームを通じてグローバルに展開することが必要であり、また有意義な設備投資を継続する必要があります。
私たちは、こうした投資を支えることができる強力なバランスシートを有していますが、優先分野のイノベーションに資金を供給できるよう、効率性を追求していきます。
スンダル、ルース、そして私たちのリーダーシップ・チームは、人員増加や物理的なフットプリントの最適化、技術インフラの効率化、AIの活用による全社的な業務の合理化など、コスト構造を再構築するための重要な取り組みを開始しました。
私は、これらの取り組みをさらに発展させるだけでなく、より魅力的な機会のために資本を解放するために、仕事を加速させることができるかもしれない場所や、ピボットする必要があるかもしれない場所を評価する予定です。
これまで3Qの決算内容と財務諸表を合わせて見てきました。設備投資額は確かに大きいのですがそれを支えるキャッシュフローが潤沢なのと、実は営業キャッシュフローの半分以上が自社株買いに充てられている結果を見ると前期ほど驚く数字ではないと思いました。
Google Cloudが今期高成長率を達成した理由の一つに、ある大手企業からの依頼があるのではないかと噂があります。
これがどこの会社かということよりも、私は今までずっと研究開発と投資を継続してきたからこそ他社よりも先行した性能を発揮するAIの環境が作られた事による結果なのではないかと思っており、一つの投資効果として数字で表れてきた事だとも思っております。
こうなると先行しているGoogleには相乗効果が働き、以前よりも負担が少ない形でより効率の高い投資を目指せるようになりますので、様々なリターンの恩恵を受ける企業に変化していくものと思われ、我々投資家にとっても恩恵を享受できるメリットが膨らんでくると個人的に見ております。
決算カンファレンスコール
Sundar Pichai - Chief Executive Officer
私たちは、AIイノベーションへの差別化されたフルスタック・アプローチにより、AIの時代をリードするユニークな立場にあり、現在、これが大規模に運用されているのを目の当たりにしています。
これには3つの要素がある。 第一に、データセンター、チップ、グローバル・ファイバー・ネットワークを含む堅牢なAIインフラ。
第二に、世界トップクラスの研究チームが、深い技術的なAI研究によって私たちの仕事を前進させ、また私たちの努力を支えるモデルを構築しています。
そして3つ目は、世界中の何十億もの人々や顧客と接する製品やプラットフォームを通じて、グローバルに幅広く展開し、好循環を生み出していることです。
それぞれについて簡単に触れてみよう。 私たちは米国からタイ、ウルグアイに至るまで、AIへの取り組みをサポートするために最先端のインフラへの投資を続けています。
また、複数の小型モジュール式原子炉から原子力エネルギーを購入する世界初の企業契約を含む、大胆なクリーンエネルギー投資も行っており、これにより新たに最大500メガワットの24時間365日カーボンフリーの電力を供給できるようになります。
また、データセンター内部でも重要な取り組みを行っており、ハードウェアとモデルを大幅に改善しながら効率化を推進しています。
例えば、AIオーバービューのテストを初めて以来、クエリあたりのマシン・コストを大幅に削減したことを発表しました。
1年半の間に、カスタムGeminiモデルのサイズを倍増させながら、ハードウェア、エンジニアリング、技術的なブレークスルーにより、これらのクエリのコストを90%以上削減しました。
そしてもちろん、複数のクラスのNVIDIA GPUや当社独自のカスタムTPUなど、さまざまなAIアクセラレーター・オプションを使用し、お客様に提供しています。
私たちは現在、Trilliumとして知られる第6世代のTPUを使用しており、効率化と性能向上を推進し続けています。
現在、月間20億人以上のユーザーを持つ7つの製品およびプラットフォームは、すべてジェミニ・モデルを使用しています。 その中には、20億ユーザーを突破した最新のGoogle Mapsも含まれています。
Google自身のプラットフォームだけでなく、強い要望を受けて、私たちはGeminiを開発者向けにさらに広く利用できるようにしています。
本日、私たちはGeminiがGitHub Copilotで利用可能になったことを発表しました。
これら3つの柱にまたがる投資をサポートするため、私たちはスピードと敏捷性をもって業務を遂行できるよう会社を組織化しています。
最近、GeminiアプリチームをGoogle DeepMindに移し、新しいモデルのデプロイをスピードアップし、トレーニング後の作業を効率化しました。
これは、研究、機械学習インフラ、開発者チーム、セキュリティへの取り組み、プラットフォームとデバイスのチームを統合した他の構造的変更に続くものです。 これらはすべて、私たちがより速く前進するために役立っています。
現在、グーグルでは新しいコードの4分の1以上がAIによって生成され、エンジニアがレビューして受け入れています。
これにより、エンジニアはより多くのことを、より速く実行できるようになります。 私は、私たちの前進とこれからのチャンスに活力を得ています。そして、私たちは素晴らしい製品を作ることに集中し続けます。
検索では、AI Overviews Circle to Search、Lensの新機能など、最近の進歩がユーザー体験を変革し、人々が検索できる内容や検索方法を拡大している。
これは、ユーザーがより多くの情報ニーズに対してより頻繁に検索を利用することにつながり、さらなる検索クエリを促進する。
今週、AI Overviewは新たに100以上の国と地域で展開が始まった。
これで月間10億人以上のユーザーにリーチすることになる。
私たちは強いエンゲージメントを目の当たりにし、検索利用全体とユーザー満足度を高めています。
人々はより長く、より複雑な質問をし、より幅広いウェブサイトを探索しています。
次はグーグル・クラウドだ。 私たちの成長に非常に満足しています。
この事業は本当に勢いがあり、顧客がGenAIを受け入れるにつれて全体的な機会も増えています。
第3四半期の売上高は前年同期比35%増の114億ドル、営業利益率は17%でした。 当社のテクノロジー・リーダーシップとAIポートフォリオが、新規顧客の獲得、より大規模な取引の獲得、既存顧客への製品導入の30%深化に貢献しています。
顧客は5つの異なる方法で当社製品を利用している。
第一に、当社のAIインフラ。ストレージ、コンピュート、ソフトウェアの進歩によるトップクラスのパフォーマンス、トップクラスの信頼性、トップクラスのアクセラレータ数で差別化を図っています。
当社のTPUとGPUを組み合わせて使用することで、LG AIリサーチはマルチモーダルモデルの推論処理時間を50%以上短縮し、運用コストを72%削減しました。
第二に、当社のエンタープライズAIプラットフォームであるVertexは、Googleや業界からの最高の基礎モデルを構築し、カスタマイズするために使用されています。
第三に、顧客は当社のAIプラットフォームを当社のデータプラットフォームであるBigQueryとともに使用しています。
Geminiへの超低レイテンシーアクセスにより、マルチモーダルデータがどこに保存されていても分析できるからです。
これにより、ロイズ・オブ・ロンドンの旗艦シンジケートの一つであるヒスコックスのような顧客は、複雑なリスクのコード化にかかる時間を数日から数分に短縮し、正確なリアルタイムの意思決定を行うことができます。
AIとデータサイエンスを組み合わせたこのような顧客の成果により、BigQueryのMLオペレーションは6ヶ月間で80%増加しました。
第四に、当社のAIを活用したサイバーセキュリティ・ソリューション、グーグル脅威インテリジェンス、セキュリティ・オペレーションは、BBVAやデロイトのような顧客のサイバーセキュリティ脅威の予防、検出、対応をより迅速に支援しています。 マンディアントが提供する脅威検知の顧客採用率は、過去6四半期で4倍に増加しました。
第5に、第3四半期には、新しいカスタマー・エンゲージメント・スイートの導入により、アプリケーション・ポートフォリオを拡大しました。
これは、オンラインやモバイルアプリ、コールセンターや小売店などでの顧客体験を向上させるためのものです。
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、このテクノロジーを新しいmyVWバーチャルアシスタントに活用しています。
さらに、私たちがGemini for Google Workspaceを通じて提供した従業員エージェントは、素晴らしい評価を得ています。 毎日利用しているユーザーの75%が、仕事の質が向上したと回答しています。
YouTubeに話を移そう。 YouTubeの過去4四半期の広告収入とサブスクリプション収入の合計は、史上初めて500億ドルを突破した。
YouTube TV、NFL Sunday Ticket、YouTube Music Premiumが、YouTubeのサブスクリプションの成長を牽引しています。
他のBetに目を向ける、私はウェイモに注目したいと思います。
ウェイモは現在、自律走行車業界における明確な技術的リーダーであり、拡大する商機を生み出している。
ウェイモは長年にわたり、最先端のAIを導入してきた。
現在、ウェイモは毎週100万マイル以上を完全自律走行し、15万件以上の有料ライドを提供している。 AV企業がこのようなメインストリームでの利用に到達したのは初めてのことである。
ウェイモは、オースティンとアトランタにおけるウーバーとのネットワークと業務提携の拡大、さらにヒュンダイとの新たな複数年にわたる提携を通じて、完全自律走行をより多くの人と場所に提供する。
ユニバーサル・ドライバーを開発することで、ウェイモは市場への複数の道筋を手に入れた。 また、第6世代のシステムにより、ウェイモは安全性を損なうことなく単価を大幅に削減した。
まとめ
かなり長くなってしまいましたのでまとめに入りたいと思います。
今回の決算説明会で原子力エネルギーに関してのコメントがありませんでしたので、この件は来期以降に言及されるかもしれませんね。
前記までに私自身の意見はほとんど述べてきておりますが、Google Cloudが強いと思う理由の一つに独自開発のTPU『Triliium』の存在があり、Nvidia Blackwellとは違う役割を担っている事で互いの相乗効果を生み出す事ができる点に少し言及したいと思います。
まずこのGoogleのTPUで最新型の第六世代Triliium TPUは前世代比で約5倍の計算能力を発揮し、約67%のエネルギー効率向上を実現し大規模AIモデルの訓練と推論に適しております。
MicrosoftやMetaもカスタムAIチップを開発しておりますがGoogleのTriliium TPUはAI処理の先進性を維持し、特にデータセンター向けの高スケール処理において他社よりリードしているとの評価を受けているようです。
Google Cloudにおいてはこの第六世代Triliium TPUとNvidia Blackwellの役割分担をし、幅広いAIアプリケーションに柔軟に対応できる汎用性を強化する狙いのようです。
この生成AIを使ったビジネスモデルではMetaがLlama3をオープンソースで開放しているのに対し、Googleは幅広い自社のサービスと絡ませながらクローズドで顧客獲得を目指す手法です。この先どちらが・・・という議論はそもそも見ている所が違うのでいたしませんが、それぞれの企業がそれぞれに合った形で選択をしていくと思いますのでいずれにせよAIが進化し、世の中にもたらす恩恵を楽しみに見て行きたいと思います。
最後に投資家目線で直近のGoogleチャートを見て行きます。
28.29日と連続して出来高を大きく伴って株価が動いておりました。
一昨日に時点で三角持ち合いの抵抗線を抜けておりますので、大規模な売り玉はあまり見られないのではないかと想像いたします。
決算発表後の現在は$180前後の所におり、大きく上抜けましたので上手くすると52週高値の$193を狙いに行けるかもしれません。
もちろんそれにはマクロ経済が追い風にならないと行けませんが、まずは今晩のザラ場で更なる出来高を伴って大きく上昇できれば可能性は出てくると思います。
ハイパースケーラーの3Q決算第一弾のGoogleは好決算を発表しました、この流れのまま本日のMicrosoft、Metaそして明日のAmazonへと続いて行って欲しいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様にとって投資判断の参考になれば幸いです。
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