11/8(金)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:ミシガン大学期待インフレ率(1年先)予想2.7%、結果2.6%(前回2.7%)ミシガン大学消費者信頼感指数(11月)予想71.0、結果73.0(前回70.5)と経済に対する期待値が上昇傾向にあります。大統領選も残る下院の21議席の行方で大勢が決まりそうです、FOMCも無事通過しましたので本日含め来週も個別要因やトランプさんの発言や政策方針などで市場が動きそうですので、金利動向含め注視していきたいと思います。今週は市場が大きく動いた1週間でした。

画像1 11/8(金)米国市場引け後 株式市場:株式市場は若干のセクターローテーション気味の動きも見られますが、大方楽観モードで終えたと思います。SP500は場中で史上初となる6000ptにタッチし、ダウも場中で再度史上最高値更新しました。個別ではTeslaが+8%で年初来高値に迫る勢い、AIソフトウェアの成功企業と謳われるApplovinが+17%と再上昇、AXONが好決算もあって+28.68%と高騰しました。他はソフトウェア関連企業、電力グリッド系企業の買われ方が顕著です。
画像2 11/8(金)米国市場引け後 指数:NYダウ 43988.99(場中で史上最高値更新、前日比+0.59%)SP500 5995.54(場中で史上最高値更新、前日比+0.38%)NASDAQ100 21121.93(場中で史上最高値更新、前日比+0.10%)NASDAQ総合 19290.49(場中で史上最高値更新、前日比+0.11%)Russell2000 2399.55(場中で史上最高値更新、前日比+0.71%)とまたもや4指数共に場中で最高値更新という状態でした。VIX、MOVE指数ともに落ち着いてます
画像3 11/8(金)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Futureは15.45と落ち着いております。ドルインデックスは104.95とジワリ上昇してきており105ptにタッチしそうです。原油は比較的落ち着いており70.42と2.6%の下落、金/ドルも2684.20と2700を割った状態で-0.82%。BTC/USDは76450と引き続き強い状態、ETH/USDも2944.40と3000ドルの大台が間近です。
画像4 11/8(金)米国市場引け後 債券市場:トランプトレードの一つと言われる長期債の売りは少し巻き戻された形かと思います。10年債利回りは場中4.35まで上がりましたが引けにかけては4.30まで下落しました。この後行き過ぎた取引は巻き戻される事は想定しておいた方が良いかもしれません。来週はまた物価関連の経済指標が多く出てきますのでトランプトレードの巻き戻しがどこまで起こるか注意が必要です。
画像5 11/8(金)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは前日とほぼ変わらず61でGreedです。VIX指数もMOVE指数も落ち着き市場は割と心地よい状態なのではないかと推測いたします。この後大きなイベントはあまり無いので各企業の決算に注目が集まります。
画像6 11/8(金)米国市場引け後 債券市場利下げ織り込み:2年債金利が上昇していたのは12月以降の利下げ期待が後退した関係でしたね、来週は物価関連の経済指標が出てきます。中期的な景気やインフレに関わる指標でもありますので引き続き見て行きたいと思います。今週1週間は激しかったですね・・・浮かれず気を引き締めてまた来週もよろしくお願いいたします。

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