11/20(水)マーケットサマリー 経済指標:本日が主要経済指標の発表はありません。米20年債の入札が行われ最高落札利回りは前回の4.590%よりも9bp高い4.680%となりました。160億ドル規模の20年債入札は、最高落札利回りが入札前取引(WI)水準を3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回り、需要の弱さを示す結果となりました。地政学リスク意識が交錯する中で債券市場の反応は債券売りで反応(利回りは上昇)Nvidiaの決算待ちといったところで市場は固唾をのんで見守っている状態です。

画像1 11/20(水)株式市場:20日の米株式市場でS&P500種株価指数はほぼ横ばい。半導体大手エヌビディアの決算発表を控えて投資家が神経質になる中、市場ではウクライナとロシアを巡る緊張の高まりも意識された。個別ではZetaGlobalがショートレポートに対する反論を説明、財務諸表は極めて透明だと訴え株価は急騰 +6.7%。MSTRはBitcoinが史上最高値を更新し、社債によってBitcoinをさらに購入したことを証し株価は+10%と絶好調です。
画像2 11/20(水)株式市場 指数:NYダウ 43408.47(前日比+0.32%)SP500 5917.11(flat)NASDAQ100 20667.11(前日比-0.08%)NASDAQ総合 18965.08(前日比-0.11%)Russell2000 2324.05(前日比-0.03%)と4指数共に小幅な値動きでした。SP500 VIX指数は前日から+4.95%の17.16と地政学リスクへの懸念からかじわっと上がってきております。MOVE指数は前日取引分までで105と比較的落ち着いた数値で推移してます
画像3 11/20(水)株式市場 指数先物:SP500 VIX指数 Futureは16.88と前日比+2.89%の上昇、ドルインデックスは106.68と以前高止まりしている状況です。原油は落ち着いた状況で68.77ドル(前日比-0.36%)金/ドルは2650ドル台を回復、前日比+0.68%で推移しております。Bitcoinは再び史上最高値を更新、現在94000ドル台で推移しております。
画像4 11/20(水)債券市場:米国債相場は下落(利回りは上昇)。ウクライナがロシアに英国製ミサイルを発射したと伝わると安全資産である米国債を買う動きが優勢となる場面もあったが、午後に行われた20年債入札で低調な需要が示されると再び売りが優勢となりました。このところ長期債はレンジで推移している印象、10年債利回りはこの付近(4.5%を超えない程度)で推移してくれているうちは市場に大きな影響は与えづらいかなと思います。明日のマーケットPMI指標の数字次第で金利は上昇する可能性があると思われます。
画像5 11/20(水)Fear and Greed Indexは昨日とほぼ変わらず51のNeutralで推移。経済指標の発表も今週は少なく、マーケットの関心はNvidiaの決算や引き続きのトランプ政権人事、地政学リスクの度合いといったところでしょうか。過度に過熱感もなく悲観てきでもなくちょうど良いセンチメント状態かと思います。
画像6 11/20(水)債券市場利下げ織り込み:こちらも昨日とほぼ変わらずの12月の利下げ織り込みは約50%と半々、来年以降の見通しも1年後で3.75~4.0%と現在から50bpしか下がらない可能性も大いにありえそうです。

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