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頬にあたる雨粒

日曜の朝、ベビーカーで出かける時に、少し雨が降り出しました。
その雨粒が、娘(4ヶ月)の頬にあたったときに、少し驚いた表情をしたのをみて、心が震えました。

「この子は今、もっとも純粋な雨を感じているんだな」

なんの先入観もない、今初めて触れる雨の感覚と驚き。雨に対する印象がすべて変えられたようでした。

そして今日、絵画教室の生徒さんが、GWに行った四尾連湖とボートに乗る犬たちを描いていました。その方は、今まで暮らしてきた犬たちの気配を空や雲に感じて感動している横で、幼い子犬はその雰囲気を壊すように水と戯れていた、と語りました。僕は、その子犬は、みんなの存在に守られながら、最も純粋な水飛沫を楽しんでいるんだな、と感じました。そう、見守られながら。

純度の深い感動体験はなかなか出来ないでしょう。それでもそれが叶った時に、その背景にその純粋さを守ってくれる存在がいることを覚えておきたいと思いました。

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