部屋の「色」で居心地は大きく変わる！？

2023年3月2日 13:23

皆さんはどんなお部屋が落ち着くでしょうか？
モノトーンでシックにまとめたい？
ビビッドな色遣いで賑やかな部屋にしたい？
それとも…

ところで、人は眼に入る「色」でいろんなことを感じ取るようです。
さらに言うと、色を眼だけで感じているわけではないようなのです。
今日もそんな「色」の不思議をご紹介します。

こんにちは。
Artist_Saika事務局　中の人です。

青い部屋と赤い部屋の居心地は？

こんな実験が行われました。
時計のない二つの部屋に一人ずつ人に入ってもらいます。
一つの部屋は青い色の部屋。
もう一つの部屋は赤い色の部屋です。

この二つの部屋に入った人たちに、
「１時間たったと思ったら部屋から出てきてください」
という指示を与えます。

部屋には時計もなく、腕時計やスマホも持ってない状態です。
完全に自身の時間感覚が頼りです。
その結果は、赤の部屋に入った人は４０分で、部屋から出てきました。
一方、青の部屋に入った人が出てきたのは、１時間半もたってからだったそうです。
実に倍以上の差が出てしまいました。

こういったことを例えば、「暖色系の部屋」にすると、人が長いしなくなるかもしれません。或いは、「寒色系の部屋」にすると、ゆっくり滞在してくれる可能性が高まります。

お店作りや、オフィス、自宅のしつらえなどもこういった効果を使うといいかもしれません。

さて、ここまでは何となく理解できる話ではないかと思うのです。
しかし、「目隠しをした状態で」部屋の色で感じる感覚が変わる、と言ったらどうお感じになられるでしょうか？

人が目隠しをして、青い部屋と赤い部屋にそれぞれ入ったとします。
この時、部屋によって心拍数や血圧に変化が生じるそうです。
これは視覚以外で色を感じ取っている証だと考えられます。

そもそも、人が色を感じるために、プシンというタンパク質と
レチナールという色素の組み合せが機能しているそうです。そして、これらは、皮膚にも存在が確認されているのだそうです。

そもそも「色」というのは電磁波です。
光の波ですから、それを眼以外でキャッチすることができても不思議ではないのかもしれません。
私たちは、日頃、視覚に頼る傾向が大きいため、視覚を特別視する傾向があります。しかし、現実は、様々な機関から情報を得ているようです。
それも無意識的に。

人の行動のほとんどは、潜在意識にコントロールされていると言います。
今回ご紹介した話も、すべて無意識的に影響している作用です。
私たちは知らず知らずのうちにいろんな影響を受けているんですね。

逆に言えば、この「知らず知らず」を制御することで、人生を変えることができないでしょうか？
そんなコツを今後ご紹介してまいりたいと思います。
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