十人十色という言葉の不思議
十人十色という言葉があります。
簡単に意味を説明するなら、「人それぞれ」という意味でしょうか。
人が十人いれば、十の色(個性・選択・考え方など)があるということでしょう。
似た言葉に、「三者三様」などというものもあります。
しかし、なぜ十人十様などではなく、十人十色だったのでしょう?
あえて色で表現する理由はあったのでしょうか。
こんにちは!
Artist_Saika事務局 中の人です。
日本人が持つ色へのこだわり
十二単の色
日本において、身につける色といえば、十二単を思い浮かべる人も多いと思います。
一般的にイメージされる、色とりどりの色の重ね着となる十二単のカタチができたのは、平安中期とのこと。
十二単の色については、自然界の色合いが取り入れられ、定着する過程で、「かさねの色目」という配色マニュアルが出来上がったそうです。
色とりどりな四季を楽しめる日本だからこそ出来上がったファッションスタイルなのかもしれません。
大胆な色遣いと柄
近年、着物を楽しむ人も増えていると言います。
そういえば、着物には、普通の洋服では派手になりすぎるような柄や配色のものも多いように思います。
四季の気配をファッションに取り入れ、大胆に表現する。
この日本人の色彩感覚は、世界的にも特徴的なものがあるのかもしれません。
人を「色」とたとえる文化
日本人の色彩感覚
日本人の持つ色彩感覚は、特殊という人もいるようです。
海外にありがちなビビッドな色ではなく、淡い色が好まれやすいというところも特徴的かもしれません。
十二単ではありませんが、いくつもの色を調和させる文化がベースにあるのかもしれません。単独で目立つというより、調和の中で美しさを競う。
そんな国民性がベースにあるような気がします。
人を色にたとえる
そんな日本人の背景を見ていく中で、人を色にたとえる流れは自然な流れだったのかもしれません。十人の人がいれば、十人の色がある。
この言葉の意味は、それを否定的にとらえるでもなく、肯定的にとらるでもなく、フラットに状態をあらわす比喩だと思います。
色んな人がいて、皆いい。
そんな考えが根底にあるのではないでしょうか。
Saikaは、そんな世界を表現したくて、「色」にこだわった作品を作り続けます。
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