夢を見るスピリチュアル(前半・無料)夢から醒めるスピリチュアル(後半)
夢を見るスピリチュアル(前半・無料)
こんなTweetをしました。
なんか、いかにも〜、な、なんだか精神世界とかに卓越してそう〜な、雰囲気や格好をしている人から、「そこに龍がいます」とか「私の背中には縄文の女神が付いています」とか言われると、一部の人にはとてもそれは信憑性があります。
そんな人たちに対して、
「龍が〇〇に行きなさいと言ってます」とか「女神があなたに危険を知らせています」とか言うと、それはそれはもはや脅しのようなものです。
もちろん、そんなものに引っかかる方がどうかしているし、「騙す人」と「騙される人」って、残念ながら「合わせて一つ」の存在だから、つまりどっちもどっちなんだけど、かと言ってそういう現状が目の前にあったとしたら、スルーすることも、なかなかできないですよね。
とにかく人の心は移ろいやすく、自尊心がない人ほど、簡単にそういうものに囚われてしまいます。
そういうあやふやな世界観のおしくらまんじゅうを「スピリチュアル」と呼ぶこと自体、日本語の本来の意味の『霊性』に対して失礼だとは思うんですが、とにかくそれらのニューエイジやオカルト、全般がスピリチュアルと定義されて括られるわけです。
しかし、一体『スピリチュアル』とは人間にとってなんなんでしょう?
それは必要なものなのか?それは僕らを幸せにするものなのか?
ちなみにYoutubeチャンネルでも、「スピリチュアルで人は幸せになれるのか?」という話をしましたので、
ぜひ聞いてみてください。かつてのチベットという宗教大国、スピリチュアル王国でも、現代と同じように、スピリチュアルビジネスが横行し、そこに共依存があり、中国という「軍事力」によって亡国となりました。
その事実を見ると、スピリチュアルとは人を幸せにするものでしょうか?という疑問が浮かび上がります。多分、多くのスピリチュアルを学ぶ人、実践する人は、幸せになるためにやってると思います。
しかし、そもそもスピリチュアルという「定義」があまりにバラバラなため、幸せという“状態”に導くかどうかは定義次第でどうにでもなり、「幸せになる!」と言われれば「そうですね」としか言いようがない。
僕の見解を言っておくと、「関係ない」と思います。幸せになるとかならないとか、そういう話ではありません。
例えば、
「コップにお水が満ちてる状態=幸せ」
として、
「コップに水がない=不幸せ」
としましょう。
現代の多くのスピリチュアルが、
『どうやってコップに水を満たすのか?』
に焦点が置かれ、その手法、法則を論じています。
水を早く満たす、多く満たす方法を知ってる(自称)人ほど、優れたスピリチュアリストとして、人気を集めます。
しかし、スピリチュアル(霊性)とは水の満たし方ではなく、
『そもそも水はどこから生まれたのか?』
『水を入れる器は何でできているのか?』
という事を知ることから始まるのです。
つまり、
「幸せとはなにか?」
「“わたし”のはなんなのか?」
「どうして水の量で幸福が決まるのか?何がそうさせるのか?」
という「根源」からの問いかけから、叡智と存在の真理を知ること。
ちなみに水を増やしたいのなら、水のあるところに行って、水を汲めばいいだけです。神頼みするよりも、よっぽど手っ取り早いです。
水を満たそうとするあまり「水が入ってるイメージをして、幸せな気分になる」ことを推奨される場合もあります。
「ワクワクすればうまく行く」
「自分をゴキゲンにするとその状態がやってくる」
というやつです。
否定はしないし、たしかにそれも一理あるけど、水を増やすなら水場で水を汲めばいいのだけど、その労力よりも、そんな魔法をお金を払って習いたがる人たちがいます。
これが「夢見るスピリチュアル」です。ありもしない幻想に浸り、その気になる事で、夢と魔法の世界にいると思う…。
以前、友人の「雲黒斎」さんが言ってましたが、
「本来、スピリチュアルは“夢から醒める”ためのものなんだけど、流行りのスピリチュアルは“夢を見るスピリチュアル”だよね」と。
まさしく言い得て妙ですが、その通りだと思います。
もちろん物質主義や唯物論になれというわけではないです。僕だって、目に見えない世界のことを語り、ワークショップでは精妙な感覚を駆使しないと分からないことを伝えています。
ただ、それは絵空事や空想ではなく、真っ当にやれば手応えがあり、確かなものです。繊細な感覚で、理解できるものであり、共有できるものです。
夢見る少女は、それはそれで美しいかもしれません。しかし、必ず人は大人にならなければならない。
この小説、
「幸せになりたいの」は、そんな夢見るスピ子ちゃんが、現実に目覚めて、真の自分に出会う成長ストーリーですが、最近、ちゃんと気づき始めているなとも、感じています。探求クラブのメンバーでも、色々と夢の世界を体験してから来た人がけっこういます(笑)
夢から醒めるスピリチュアル。それからです。コップの水を満たすのは。
☆お知らせ
☆ 自宅で学べる、全6回の動画セミナー。(締め切りは4月14日)
仮想現実を楽しむコツは「仮想現実から意識を脱却」させることです。そのための「仮想現実への理解」「意識の拡大」「感覚(センス)の解放」「脳の開放」、そして「祈り」による現実創造です。
このマトリックス(仮想現実)の世界から抜け出し、本当の自分に目醒めて生きていきませんか?
もう一つお知らせ。
先日、友人のMACOさんと久しぶりにランチをしました。(MACOさんのブログ「ネガティブでも叶うすごいお願い」でも紹介してます)
食事しながらじっくり話し込みました。MACOさんも、いわゆる「スピリチュアル」というジャンルになってしまう作家さんですが、「ご利益信仰」的なスピリチュアルではなく、本質的な感性の人です(だから親しいんですけどね笑)。
以前も一緒にイベントをやってますが、食事しながら意気投合して、「またやっちゃいましょう!」と、その場で決定。セミナーやトークイベントではなく、野外イベント。
「超越!江ノ島歩き」
歩く瞑想の会、を定期開催してますが、そのエッセンスを取り入れながらも、MACOさんを交え、しっかりと身体を動かしながら、今、そしてこれからの事、自分の人生を生きるということ、などなど、少人数で交流し、分かち合いたいと思います。
日程は5月26日(木)です。募集は連休前には開始します。
では後半へ。
夢から醒めるスピリチュアル
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