龍を感じる「龍の唄」と、不思議な「龍の国」について。
お知らせさせていただきます。
僕のイベントやライブに来た人ならよく知ってると思うのですが、オリジナル曲で「龍の唄」という曲があります。
「龍」とつくので、一般的なポップスより、少しスピリチュアルなテイストのある楽曲です。
僕自身、あまりそういう曲は興味がなかったんですが、なぜか自然と、すらすらと、その曲は生まれました。あまり「作った!」という手応えがないので、ひょっとして、僕が創ったというわけではないのかもしれません…。
この曲を、今年の春に、コロナの緊急事態宣言の始まる前に、レコーディングをしました。
大塚あやこさんのアレンジで、弦楽四重奏と、素晴らしい作品になりました。
レコーディングが終わった直後に、こう思いました。
(あ、なんか、動画が欲しい…。アニメーションの動画で、この曲を、一人でも多くの人に届けたい…)
漠然と、でも、確かなインスピレーションとして、感じました。
この曲は、確かに聴く人が、ちょっと不思議な感覚になる、そうです。僕も、歌っていて、どこかに持っていかれるような、体から自分が飛び出ていきそうな、そんな気持ちになります。
「歌詞はまったくわからないのですが、泣けるんです…」
「ごめんなさい、好みと違うので、良い曲だと思いません。でも、感動して涙が出ました…」
という、おかしな感想をいただいたことも(笑)、1度や2度ではありません。実際、歌詞は、いわゆる“泣きの歌詞”ではありません。
でも、なぜか、響く人には、強烈に響き、深い浄化(カタルシス)を感じるとか、感じないとか…。
もちろん、音楽は「アート(芸術)」であり、受け取り方は人それぞれです。別に、スピリチュアル(霊性)のために作ったわけでも、歌うわけでもありません。ただ、そういう一面がある、ということです。
そんな不思議な曲を、一人でも多くの人に聞いてもらいたい!そのために、MV(ミュージックビデオ)を作る。しかもアニメーション。
今回、大島ケンスケから、お願いがあるのです。
このアニメーション制作に向けた、
「クラウドファンディング」
を行います!初挑戦です!
10月4日(日)から、スタートします!
制作した動画は、「無料公開」をします。一人でも多くの方に、龍の唄が届き、音楽を通して、豊かな気持ちと、心と心が繋がる世界のために、ぜひ、ご支援をお願いしたいのです…!
こちらのアメブロにも、もう少し詳しい内容も書いてます。
クラウドファンディングについて書いております。作家仲間(PICOさん、堀内恭隆さん、壇珠さん)からの、“曲の感想”もいただいています。また随時、情報も更新していく予定です。
このnoteの下の方に「龍の唄」の視聴用のリンクを貼りますが…、
その前に、こちらのnoteでは、この「龍の唄」が生まれた背景をお伝えしたいと思います。
この唄は、僕が「龍の国」という、不思議な世界へ意識が旅をした時の記憶から、生まれた曲です。龍の国の美しい風景。優しい、すべてがつながった世界。
ただ、その世界を思い浮かべて、自然と、鼻歌のようにできた曲です。
(普段は、僕はけっこう曲を作るときは、色んなパターンを組み合わせながら、あーでもない、こーでもないとやりながら作ります)
著書「人生をひらく不思議な100物語」から、「龍の国」のことを書いた章を丸ごと、無料掲載します!
「龍」に関する事は、スピリチュアルや霊性の話の上で、以前は何度も触れてきましたが、去年くらいからあまり語らなくなりました。
自身の役割や、立ち位置を意識してのことであり、違ったアプローチをしていきたかったからです。
しかし、僕の中で龍がいなくなったわけでも、龍を忘れたわけでもありません。
今、再び、龍のことを伝えたいと思い、書籍からエピソードを二篇、を掲載します。
・episode6 龍の国を思い出す
ある日、とてもとても不思議な夢を見た。
しかし、見事にその夢の内容のすべてを忘れてしまった。
とても『美しい世界』の夢だった、とだけ、ぼんやりと記憶していた。しかし、中身はまるで覚えていない。もどかしかったが、そればかりはどうにもならない。
だが、俺はしばらく経って、それを思い出した。
その夢を見た数日後に、名古屋に用事があり、名古屋で「洲崎神社」という神社へ一人で参拝した。
iPhone片手に、グーグルマップを見ながら、伏見の駅近くのホテルに宿泊していたので、そこから歩いた。
洲崎神社参拝後。ホテルへ戻る。
しかし、その帰り道は、なぜかグーグルマップは、来た道とは違うルートを示した。
俺はマップのままに歩くと、道すがらに「白龍神社」というマークを地図上に見つけた。せっかく通りかかるのも何かの縁だろうと、立ち寄ることにした。
さほど大きな神社ではないが、かなり迫力のある『氣』を充満させていた。後から知ったが、パワースポット好きには「知る人ぞ知る」、そこそこ有名な神社らしい。
そこで手を合わせた時に、
「すとんっ」
と、俺の世界が変わった。
何が変わったかというと、それまでは、
「それを知らなかった世界」であり、すとんっとなったあとは「それを知ってる世界」だった。
俺は、龍の国のことを思い出した。
あの日、夢で見た世界だった・・・。
俺は青い龍だった。大きな体を持ち、傷つき、疲れていた。だからその龍の国へ行き、俺は傷ついた体を、そして、疲れた心を癒しに行っていたのだ。
グーグルマップも、粋なことをするもんだ。俺にそれを思い出させるために、あえて来た道と違うルートを示すなんて。
スマホアプリというデジタルツールだって、神の意志と繋がっているのだろう。
・episode7「龍の国」
そこはもしも言葉にするのなら「美しい」と表現するしかない。
人の作り出す、アーティスティックな「美」とは違う、自然が織り成す、調和。圧倒的な調和だった。
そこはどうやら地球ではない、別の惑星だった。その星には山があり、川があり、豊かな森があった。
花が一面に咲き乱れていた。
海もあったが、地球ほど水に覆われているわけではなく、多くは美しい山河で形成されていた。そしてそれらは混沌と配置されているのだが、すべては完全に調和し、繊細さと力強さを完璧に併せ持った「美」の姿だった。
法則性は今となってはわからないが、その美には、何らかの法則があった、と言うことだけは覚えている。きっと、フィボナッチ整数とか、黄金律とか、神聖幾何学とか、そういう法則があって、それは絶対的に『美』に直結する法則なのだろう。
森の色は、地球で見るような「緑」ではなく、水の色も、ただの「青」ではない。
おそらくその星では、我々が地球上で視覚認識できる七色の波長よりも、もっと広い範囲で「色」を捉えているようだった。
それを自覚して、こうして説明しているのはあくまでも「俺」なので、地球に住む、地球人の体と感覚で生きる俺には、その色合いをなんと表現していいのかわからない。地球にはない色彩だから、名前はつけれない。
あえて言うのならば、すべてが「深い」のだ。空の色も、川の色も、深みがあるのだ。
俺は大きな龍だった。紺に近い色の、青い体だった。
俺はとても傷つき、疲れていたが、その世界はとても心地よく、いるだけで俺の心身は癒された。
どこまでも続く山々。もちろん、電信柱とか鉄塔とかはない。人間が作ったものは何一つない。不自然なものはない。純粋な「自然物」のみの星だ。そして、その自然物は、先ほど述べたように、完璧な美しさで配列され、調和している。
しかし、その世界の驚くべきところはそこではない。
すべての意識が繋がっているのだ。
草木、一本ずつに意志がある。その意志は、意志を持つ者すべてに共有されている。
わかるだろうか?
俺(龍)の思考や感覚を、目の前の木は知っている。草一本に至るまで、それを知っている。そして、俺もまた、草木一本ずつの感覚や思考を、すべて把握している。
大きな大きな意志により、それらはすべてが共有され、すべてが同時に認識されている。我々、地球に住む者の脳とか、思考とか、認識というレベルでは、到底理解不可能な感覚だが、そこではそれが「普通」のことだった。それが「繋がっている」ということであり、すべてが「ひとつ」ということ。
花が歌い出した。
本当に、花が、声を出して歌うのだ。
もちろん、花の意志は俺の意志でもあるので、花がこのタイミングでその歌を歌うことを、俺は知っていた。
星中に咲き乱れる花々が、一斉に、一つの歌を歌い出した。
美しい歌だった。言葉として、詩とメロディーがあり、ハーモニーがあった。しかし残念ながら、あまりに美しすぎるその旋律は、思い出せない。でも、仮に思い出せたとしても、地球上では現段階では表現できないし、受け取る方も、今の鼓膜や脳の仕組みでは、その美しさを認識できない気がする。
花が歌うと、風が舞った。風にも「意志」があった。空気、空間にも意志があり、風となって踊るのだ。
風が舞い、龍(俺)が踊る。
空の上で、肢体をくねらせて、歌に合わせて踊る。どんどん元気になる。
俺は気持ちよく、川に飛び込む。そして、また宙を舞い、大地を跳ねる。
大地を跳ねながら踊ると、木の枝が折れて、草花が大量に、俺に踏み潰される。
命が次々と、死んでいく。
しかし、そこではすべてが繋がり、共有されているので、俺が殺しながら、俺は殺される存在だった。
しかし、その「死」というのは、我々の思い描く「死」とはまったく意味合いが違った。死とは、エネルギーが形を変えることであり、そこには何の悲哀も痛みもないのだ。
命はまた、形を変えて、この世界を彩るだけ。その循環が、当たり前のように行われているだけだった。
俺はその国で、たくさん遊び、とても元気になって、また空を飛び・・・。
また、地球にいて、この肉体として生きている。
それは、俺がこの地球上では「睡眠」の中で行われたことだった。
ひょっとして俺らがこの世界で眠る時、魂は、遠く遠くの、遥か遠くの魂の故郷で、疲れた魂を癒しているのかもしれない。
転載終わり
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以上、これが龍の国の世界です。こんな、不思議な世界観から、生まれた曲です。
「龍の唄」の視聴は、こちらから。
10月4日、開始します。
LIVEバージョンは、こちらからも。
ハッシュタグ(#)龍の唄プロジェクト #龍の唄 、で拡散してもらえると助かります!
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