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言葉で伝えられないことを指し示すために、言葉を尽くす。
☆ お知らせ 12月13日(水)21時〜。
無料です。今年最後の新月。「健康」についてと、「月」の話、そして祈りと瞑想の会です。
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言葉で伝えられないことを指し示すために、言葉を尽くす。
いつも思う。言葉にならない。言葉にできない。でも、伝えたいと思う。
どうして伝えたいのか?
それは簡単だ。この感動を分かち合いたいからだ。
でも、言葉って難しい。
下手な言葉にしてしまうと、違う形で伝わったり、誤解を生んだりする。
僕が喜びを伝えようとして、誰かを悲しませたり、誰かを楽しませようとして、僕はその誰かの怒りを買ったり、嫌われたこともある。
そうやって何度も、自分の伝えたかったことと、相手が受け取ったことの違いに打ちのめされたことがある。
僕が100の言葉を尽くしても、相手には1も伝わっていなかったなんてことはたくさんある。きっと、これを読んでいるあなたもそういう経験があるだろうし、はるか昔から、多くの人が同じように感じてきただろう。伝えたいことと、実際に“伝わること”のギャップ。
だから古来から、人は「芸術」というもので、心の中を伝えようとした。音楽だったり、絵だったり、彫刻だったり。
もちろん言葉も駆使された。詩にしたり、物語にしたりした。音楽と融合させて歌にしたりもした。
こうしてインターネット媒体を通して、僕は今言葉を綴っているのだけど、これはストーリーではないし、詩でもない。ありのままを書いている。
僕はこれらをストーリー化したり、歌にすることはできるけど、アート表現になればなったで、今度はまた別の無理解を生み出し、むしろ関係を遠ざけてしまう。
もちろん、僕の表現力の乏しさがそうさせているという要因は否めないのだけど…。
話を戻すと、こうして直接的に、自分の心情を語る独白のような、随筆のような文章は、直接的でわかりやすいはずだけど、この手の文章を上手に書けば書くほど、説明を凝らせば凝らすほど、僕の伝えたかったものごく一部しか伝わらない。
いつもそんなジレンマを抱えながら、せめて僕の伝えたい“それ”とか“これ”の、周りの輪郭を指し示し、その輪郭をなぞってもらって本質が浮かび上がるようにしたいと持っている。
言葉で伝えられないことを指し示すために、言葉を尽くす。
さて、どうしてこんなことをつらつら書いたかと言うと、今、そんな気分だからです。この気持ち、どうしても言葉にならない、そんな感じなんです。
*
僕は12月7日から10日まで、石垣島に行ってました。
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沖縄本島には何度も来ていますが、石垣島は初上陸です。
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島の風はいいですね。物理的に離れている、隔てられているというのは、とても大きなことだ。
一言で言うと「影響が少ない」ということ。
「影響」について
少ないとか多いとかの前に、なんの影響かって?
例えば都会なんてわかりやすいけど、ひしめく人、もの、それらが発するあらゆる想念や記憶。
気づく、気づかないに関わらず、影響を受けてしまうのです。
しかし離島は、都会と比べて人が少ないのはもちろん、海という要害や、緑や山などの自然物が、それらの影響が届かない。
逆に木々、山、土、海、川などの自然物の影響が強い。それらの影響は、我々の目に見えない汚れを洗い流し、生命力を高め、興奮しすぎた精神には沈静を与え、落ち込んだ精神には癒しと鼓舞を与える。
かつて人類はこうして自然の息吹と恩恵を受けながら生き、それを自然に還元していきながら暮らしていた。日本人なんてそれを社会的に機能させ、江戸時代の頃はシステムとして循環させいたという、輝かしい実績もある。
でも、今は自然を離れ、街の暮らし、デジタル依存の暮らし、それらの影響が強い。
南の島特有の「時間感覚」があって、やはりここに来るとのんびりしてしまう。とにかくスロウな感じになる。ゆるい。ゆるむ。ゆるゆる。
街の暮らしを捨てると言うのは現実的ではない。ぼくらはそうやって生きている。そんな社会であり、そんな時代だ。それは受け入れてしかるべきだし、それを批判したり、否定するのはナンセンスだ。
でも、時にこうして、自然と共にある時間や、心の拠り所にしてきた信仰心や、目に見えないものへの畏怖と崇敬の念と共に、時間と空間を味わうというのは大事だ。
時々、より、もっと多く、そういう時間があるといい。そう思います。
☆
ここからは旅の日記です。言葉で伝えられないことだけど、ブログで伝わるものもある…、というのも一つの事実。
石垣島旅日記
今回も、旅の同行の仲間とリトリート。
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リトリートは2泊3日でしたが、前泊組が2名。
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島のご飯を食べ、海に山にと、あちこちめぐりました。
友人の「まきちゃん」と再会し、石垣島の料理を食べ、泡盛を飲みながら、色々と石垣島のディープな部分を教えてもらった。
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ここで感じたものは、とても言葉にはできないし、全部は写真には撮ってないけれど、それでもこうしてシェアできる範囲として、共有はしたい。
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2日目は、ご来光を眺め、まきちゃんの淹れてくれたエスプレッソで、朝のコーヒー。
朝のご来光と共に、淹れたてのコーヒー。なんて贅沢な時間だったことか…。
その後はたくさん祈りの時間があり、朝から神事満載でした。
まきちゃんとお別れして、朝ごはんにお豆腐屋さん。
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しばしホテルでくつろいでから、11時半の便で到着する2名を、空港でピックアップ。
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ちょうど昼時。山に入るとお店がないので、さっそく石垣飯へ。
なんだけど、ちょっと変わったメニューのお店へ行きました。
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その後は、「水神様」へご挨拶して、米原ビーチへ。
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宿は名蔵という場所のコンドミニアム。浜辺で夕陽を眺めて、
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地元のローカル店で買ったお惣菜、and泡盛。
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石垣島の泡盛は、本島とも違う印象。めちゃ美味でした。
にしても、どうして現地で飲むこれらのお酒はこんなに美味しいのか? 持って帰ると、なんだか「うーん…。悪くないんだけど…」って感じになる(笑)
さて、夜は満点の星空を眺め(写真はない)、翌朝もまたお豆腐屋さん。「とうふの比嘉」で朝飯。
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すっかりハマりました。また絶対来たい店です。超絶お勧めします。
その後は、北部へ車を走らせました。
巨大なガジュマルの群生と、神秘的な岩岩を眺め、
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「野底マーペー」へ登山。
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登山っても、車を停めて15分くらいで登れます。そこそこ険しいけど、アスレチック感覚で楽しいです。
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360度パノラマ。こんな山は珍しいですね。とんがってる山なんです。
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西側の麓から眺めとこんな形。
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ちなみにこの山は、観光名所でもありますが(の割に我々の他には二組しか人に会わんかった…)、悲しい伝説がある山なんです。
下山後は、「サビチ鍾乳洞」へ。
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ここは神秘的な鍾乳洞の洞窟を抜けると海、という変わった鍾乳洞です。
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ちなみに看板猫が愛らしいです。
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天気予報は「曇り」でしたが、大きく裏切り快晴。ここでも僕は泳ぎました。12月なのに、気温は25度を超え晴天。海日和です。
その後レンタカーでさらに北へ。アイスクリーム屋さん。「ミルククラウン」さんへ立ち寄りました。
朝ごはんに豆腐やさんで食べすぎていたので、「おやつくらいでいいよね」と、通り道にあったから気軽に行ったんですが、ここ、超絶おすすめします。
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石垣島でひとつ「意外」だったのが、全体に「甘さ控えめ」だったこと。チェーン店のようなものとか、観光客向けのお土産はわからないけど、地元の人たちの手作り系のお菓子とか、全体に優しい甘さで、僕にはとても嬉しいです。
普段、あまり甘いもの食べないけど、石垣島スイーツはいくらでもいけました。そして、このミルククラウンのアイスや、メンバーが食べてたチーズケーキなど、全部が絶品。濃厚なミルクの、ナチュラルな甘さ。
舌鼓を打ったあと、石垣島最北端「平久保灯台」へ。
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こんなに水平線を見渡せる場所も珍しいと思います。
その後、宿にチェックイン。ペンションタイプの宿で、徒歩2分でビーチに降りられます。そしてお客さんは我々しかいないから、ほぼプライベートビーチ。
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屋上から夕日を眺め、部屋でワークや瞑想をしてから、夕食へ。
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食堂でオリオンビール。部屋に戻り、昨日の泡盛の続きを飲みながら、それぞれの想いのうちをシェアして、夜がふける。そして前日に続き満天の星を眺めました。天気に恵まれてます。
僕らが到着する前日まで、冠水するほどの雨がずっと続いていたそうです。
そして翌朝、最終日。
展望台で朝日を眺めに早朝から活動。
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雲が多かったけど、真っ赤な朝日が見れました。そして、「カンムリワシ」という猛禽類の鳥がいるんですが、なかなか会えない。(みんなが見てない時に僕は見たんだけどね)だけどこの帰り道に、車の前の並走するように飛び、勇姿を見れたのもよかったです。石垣島の精霊たちに感謝です。
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宿に戻り朝食。にんじんしりしりが嬉しい。
食後に「骨盤底筋」のワーク実践をして(笑)、最後は祈りと瞑想。
石垣ツアー、あとは帰るだけとなりました。
空港へ行く前に寄り道。
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レンタカーを返し、
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旅を終えます。空港でお土産買って、それぞれの便へ。
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僕はpeach便で、成田へ。上空から、石垣島を囲む珊瑚礁がはっきりと見えました。
飛行機を降りると、なんだか不思議な感覚。
(帰国した時の感じ…)
なんです。海外旅行のあと、みたいな。石垣島はパスポートのいらない外国なのかもしれません。
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成田空港から、京成スカイライナーに乗り、夕日。太陽はいつも世界を照らしている。
沖縄大好き、でしたが、石垣島、大好きです。また絶対来ますね。すぐにでも行きたい、そう思います。
で、ここまで読んでいただいてなんですが、
Youtubeで動画もアップしてます。
「台湾有事」とか、その辺の話も少しさせていただいてますが、基本は旅動画です。山の風景など、臨場感があるかと思います。
☆ イベント・ワークショップ
山を歩き、五感を磨く。
マントラ、そして瞑想へ。
* 大阪の「聖音瞑想会」は2月24日(土)14時〜を予定しております。
2024年年明けに、北国で「祈り」という行為に秘められた叡智を学びませんか?
エネルギーとは何か?
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