森を歩く
お知らせ
9月に京都「鞍馬山」で、恒例の「歩く瞑想の会」予定しています。
また、都内では瞑想会も考えています。
日程は近日中に。
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夏の森を歩く。五感をフルに働かせてみる。普段の生活、特に都会の生活にはない、生の地球を、全身で味わう。
真夏の暑い日でも森の中は涼しい。でも湿度はある。でも、その湿気が、不快感どころか、涼しさに貢献しているような体感がある。
肌で感じる、森の空気。日陰の温度と、時折、木漏れ日から当たる日差し。時折強く、または弱く流れる風や、まったく無風。
エアコンの中で、一定の気温に保たれた“居心地の良い”オフィスビルや、飲食店や、ホテルなどでは、感じれないものを、肌でたくさん感じる。
君はどちらが、居心地良いと感じるだろうか?
耳を澄ませる。木々が風に揺れて擦れる音。虫の声。落ち葉や土の上を踏み締める時に立てる音。
それらの音は森の空間に広がりながら、穏やかに反射し合い、君の全身を包む。君は今、優しい音の中に身を浸し、君の鼓膜はそれを感じつつも、全身で音を聞いているような、そんな不思議な感覚になる。
君が一歩、足を進めて歩くたびに、その音はさらに変化する。風の流れは変わり、木々の声は違う音を立てる。虫達は四方八方鳴いているが、常に変化し、一定していない。森の中の音は常に混沌(カオス)なのに、君はそこに調和を感じてしまう。
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