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「FIRE」について考える(前半・無料) 人生において最も大事なこと(後半)
「FIRE」について考える(前半・無料)
「FIRE」、という言葉が若いビジネスマンや、意識高い系の人の間で密かに流行っているとの話を耳にした。あなたはご存知だろうか?
FIREとは「炎」じゃないし、「クビ(解雇)」でもなく、なにやら「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字、とのこと。
要するに「早期退職して、労働界解放される」という話だけど、当然そんなことするにゃぁお金が必要。だから、
とっとと大金稼いであとは好きなことやって悠々自適に生きていきたい!
ということだ。
僕はこの話を聞いた時にこう思った。
「ああ、みんな、仕事が楽しくないんだなぁ…」
多分、仕事=我慢、とか、=めんどくさいこお、=お金を稼ぐためのもの、という意識なのかな。だから、「仕事がしたくない」⇨「でも生きるにはお金が必要」⇨「だったらその分の大金を稼ごう」という思考になり、ビジネスセミナーや起業セミナーとか、FXとか、仮想通貨とかで一攫千金を夢見るのかもしれない。
僕はFIREしたいか?と問われると、微塵もそんな気持ちはもっていない。なぜなら僕にとって「仕事」って、一番楽しいことだ。
ただし、そこにはまず「仕事」の定義が必要なんだろうけど、僕にとっての仕事って、結局は「創造(クリエイティブ)」なことだ。必ずしも、お金と直結しなくても、僕にとってはそれは仕事につながる。
実際の収入となるものとしては、
noteの文章を書いて知恵や情報をシェアする。
小説などの物語を書いて出版する。
サークルでの活動(文章・オンライン)。
音楽を作って歌ったり、音源作って表現する。
ワークショップのコンテンツを作る。
イベントを作り、集客し、運営する。
などだけど、例えば
「本を読む」
「映画を観る」
「コンサートへ行く」
「旅をする」
などは、すべて僕の滋養になり、情報源になるし、言い方を変えると「ネタ」になる。
「瞑想をする」
「精神世界の探究をする」
「山に登る」
なども、常に自分を調え、精度の高いインスピレーションと共に在ることは必須だし、何より「しっかり休み、くつろぐ」ことも、クリエイティブな状態にしていおくには必須だ。
つまり、日常全てが仕事、もしくは、仕事に直結するとも言えます。
だから僕にとって「オン」も「オフ」もない。スイッチ入れてる気もないし、切ってるつもりもない。だって、切る必要もない。そのまんまの自分を出せばいいのだ。
僕にとって仕事とは、自分の創造性を表現することであり、その喜びを誰かとシェア(共有)することでもある。こんな喜ばしいことはない。
もちろん、そうはいっても夢物語ではなく、現実に企画、運営までこなすので、すべて自己責任であり、それで収入を得ることもあれば、トントンのこともあれば、赤字になったりもすることもある。
しかし、基本「好き」でやってる以上、「やれることが成功」とも言えるし、失敗は成功の母なので、一度や二度や三度や四度や五度くらい(笑)、コケたりつまづいたりしたくらいでは止めることはない。
「それはケンスケさんがフリーで、自由な仕事しているからでしょ?」
と思うかもしれないけど、僕は基本的にどんな仕事でも楽しかった。自慢じゃないが、若い頃からかなりの職種、職場を体験したけど、“つまらない仕事”というは僕にとって存在しなかった。
「楽しさ」は与えられるものではなく、自分で“見出す”もの。「面白さ」は誰かの作った価値観を土台に楽しませてもらうのではなく、“勝手に面白さを見つけて面白がる”もの。
— Kensuke(大島ケンスケ) (@mirokukensuke) March 6, 2022
仕事って楽しいし、面白いです。でも、それは受け身ではないのです。#プロフェッショナル仕事の流儀
もちろん「自分に向いてない」ってものは確かにあった。「テレアポ」と「データ入力」は、向いてなくて1、2ヶ月でやめた。あとは基本的に面白いから、責任ある立場になるまではやって、そしたら飽きて辞めて、の繰り返しだった。辞めた理由は仕事内容より、上司との衝突かな。
この記事でも書いたけど、
とりあえず「目の前の仕事」を一生懸命にやること。そこには「面白がる」「楽しさを見つける」という、視点や考え方の切り替えや工夫は必要です。
だから僕はそういう「段階」を経て、今の自分がある。最初から自由にやってたわけじゃなく、社会人として、サラリーもらって、結婚して、共働きで家事と子育てしながら、散々不自由を体験し、それでもその中で自由と遊び心を見つけながらやってきただけです。
もちろん、FIREを目指すのが悪いことではない。ただ、現状に不満があって、その恐れを回避するために「稼ぎたい」という人は、残念ながらまず稼げないと思う。多分、今の社会が今後続くとして(まず無理だと思うけど笑)、早期リタイアして悠々自適に老後を暮らす算段を立てるなら、普通に質素に暮らすでも1億くらい必要だろうし、もしも自由な贅沢な暮らしを望むのなら10億は必要じゃないかな?
しかし、お金を稼ぐには「良い仕事」をしないとならないわけで、良い仕事は「現状に不満だからとっとと大金稼いでおさらばしたい」人には難しいと思う。
だからこの「FIRE」なんて言葉、というか、この価値観や思考も、ビジネスセミナーとか運営する人たちのマーケティングの一種かなと思った。
「そんな今の生活でいいのですか?嫌な仕事を一生続ける気ですか?」
と、一旦不安にさせた後に、
「大丈夫!あなたも稼げる!誰でもできます!早期リタイアして、私のように悠々と暮らせます!その稼ぎ方の秘密のノウハウを伝授するために、セミナーとコンサルタティングをします!」
という、ビジネスセミナーの案内のためのイメージ戦略で「早期リタイア」が「幸せ」というブランディングイメージを作ったのかも。
まあ、これはスピリチュアルや自己啓発でも似たようなことやってるんだけど、要するに現状に不満を抱いていて、でも自分で何やっていいかわらないような人って、カモがネギ背負ってるようなものだったりするんですよ(笑)
早期リタイア、なんて考えるより、今の仕事を「どうやって楽しむか?」とか今の生活を「どうやって面白がるか?」という、工夫をしたり、物の見方を変えることをやることが先決だと思います。そしてそれができるはずです。すべては「考え方」です。職場環境や、上司や部下の性格は変えられませんから、自分の考え方を変えるのです。
現状の仕事に「面白み」を見つけたら、次は「金のために働く」世界から脱却が視野に入ると思います。ぜひ思考を使って、物の見方を変える工夫をしてほしいと思います。
ちなみに、僕は現に早期リタイヤをした人をリアルに二人ほど知っています(今はまた働いています)。二人とも、最初は楽しかったけど、目的を失って、一人はうつ病になってしまったそうです。
特に男は、どこかに「向かう」という、男性性のエネルギーが強いので、ずっと目的もなくのんびりしているって難しいことだと思う。定年退職後の男性が、うつ病になったり、健康を崩したりするのはそういう要素も強い。
こんなデータがあるんだけど、『65歳以上で人間関係に責任感がある人は長生きする』そうです。
人間関係の責任感とは、例えば自治区の会長とか、なんらかのコミュニティやサークルに属して、そこの取りまとめや、子どもたちへのボランティアとか。
それって立派な「仕事」ですよね?そして、そういう仕事を持つ人は、健康で長生きします。これは男女共に、です。
生涯現役。学びは一生続く。仕事は遊び、遊びは仕事。僕はそう思っています。
さて、後半は僕が先日奄美大島を旅して、インスピレーションとして感じた「人生において大事なこと」を踏まえ、現状に対してどう向き合うべきか?を書いていきたいと思います。
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では、後半へ。
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