ソフトボール投手について。

今、世の中はコロナで大変混乱していますね。

実際に、私の身の回りでも、仕事、学校、プライベートなど全てに影響を及ぼしてきています。
そして元気な子ども達にとっても本当に可哀想な状況です。

当然、ソフトボールの方でも各所で影響が出てきており、年度始めに行われる各会合や大会などの予定が中止や変更になったり、練習やリーグ戦などで普段から使用させていただいている学校施設が使用出来ないためグラウンドの確保もままならない状況です。

とにかく一日も早く終息に向かうことを祈っています。  

さて、本題です。
ご存知の方も多いことでしょうが、ソフトボールのピッチャーってウィンドミルという特殊な技術を必要とする投球方法で投げます。
「ウィンドミル」とは直訳すれば「風車」です。  

野球の投手のようにテイクバックから前に振りおろすのではなくて、腕を後ろ向きにグルっと一回転させて投げるんです。

簡単に一連の動作を述べると、

セットポジション(静止状態)〜
グローブでボールを覆いテイクバックへ重心を前から後ろに上体(腰)を引き込む
重心を後ろに溜める(弓矢🏹の弦を引いた状態をイメージ)
そして一気に前に踏み出す(矢を放つ)
と同時に腕の旋回の開始
グローブを持つ手は前方に出す
踏み込んだら素早く軸足を引きつけるり
旋回した腕は腰付近に接触させる(ブラッシング)
指先にボールをしっかり乗せてリリースフォロースルーで力を解放

ざっとこういった流れです。

野球の投手とはフォーム体の動かし方は全く違いますが、腕がトップの位置に来た時の体の形は似たような感じになります。

文字で説明しても中々動作が分かりづらいですね。



実際、初めて投げる人や初心者はブラッシング(腕を腰付近に当てる動作)が中々出来ないんですよ。
何故かと言うと、どうしてもスローピッチ、いわゆる下投げの上体のまま腕を回してしまうからなのです。

そうするとどうなるか?というと、

まず、コントロールが付かない!
リリースポイントがバラバラで狙ったところには投げられず左右上下ばらついたり、とんでもない方向に行ってしまったりします。

もちろんスピードも出ません!
スローピッチは山なりのボールを投げるための投法なので、同じ身体の使い方をしていては当然速いボールは投げられません。

野球のように普通に上から投げる場合でも身体の各所の使い方のコツがありますよね。
偶に見かける、球技が苦手な子が投げる「女の子投げ」(勝手にそう呼んでいますが)、砲丸投げみたいな投げ方ではスピードや距離は出ませんよね。
実際に私の息子がそうでした(^^;)

同じように、いやそれ以上にソフトボールのピッチャーの身体の使い方を理解して動かせるまでには結構時間がかかるのです。

では何故ブラッシングが必要なのか?
どうしたらブラッシングがスムーズに出来るのか?
一連の動作で何処に気をつけたら良いのか?
コントロールはどうやってつける?
スピードを上げるには?
フォーム修正するには?
綺麗な回転のボールを投げるには?
いろんな変化球を投げるには?
などなど

実戦登板が出来るまでにはかなりの道のりがあります。

これらの事柄をひとつづつ次回からレポートして行こうと思います。

自分自身がこれまでに投手として監督、指導者として培って実践してきたことを、これからチャレンジしたい方のために伝えて行こうと思います。
特にフォームの修正、改善は得意とするところです。
これからもっとソフトボールを楽しみたいと思う多くの方のお役に立てれば大変嬉しい限りです!  

今はとにかくこの現状が終息して無事オリンピックが開催されることを願うと共に、ソフトボール競技の復活。そして、日本🇯🇵女子の金メダル獲得に期待を寄せていきたいと思います!

それではまた。

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