![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102558456/rectangle_large_type_2_01b9f51e6af095d6b23fe93859b30889.png?width=1200)
絵の勉強を1年本気でやってみた【第2課題:⑧】〜1枚描き切る〜
どうもこんにちは、53です。
先週あんなこと言ってたくせに今週またすっぽかしたな!?
と思われた方居ましたらすみません。今回は進捗を優先させた結果一日遅れの更新となりました。
進捗自体は今までの中で一番ぎっしり詰まってると思います。あまり長くなりすぎないようサクッとまとめていきますので、どうぞよろしくお願いします。
*******************************
こちらは定期連載(毎週土曜更新)です。
なぜ始めるのかといった経緯はこちらのノートの方にまとめてますので、興味のある方はそちらからどうぞ。
このnoteの主旨は思考の言語化を目的とした、実験的な内容です。絵の描き方講座や絵の考え方を教えるものではありません。
*******************************
それでは本題に入ります。
前回の振り返りと今回の課題
前回のターンでラフで放置し続けた結果、モチベーションが下がってしまったというお話をしました。そのため、とにかく一枚完成させる!を目標に今週は進行します。
![](https://assets.st-note.com/img/1681005062284-pSlkro2IOi.jpg?width=1200)
工程を書いたふせんが、今まで2枚が限界だったのにの急に4枚という密度感笑。
正直どこまで出来るかな〜と思ってました。どうせいつも通り2枚分の進捗で収まるかな、と。
ところがどっこい、出来ちゃったんだな〜!
考えてみたらいつも複数枚同時進行でしたからね。一枚に絞るとその位の進度でもおかしくないのかも?
第一課題でちんたらやってた進捗を一枚で駆け抜けていくので、ある意味総集編のような気持ちで読めるかもしれません。笑
ずっとこの連載にお付き合い頂いている方なら、『こんなにスムーズに出来るようになって……(ホロリ)』と成長を感じられるかなと思います。
それでは行ってまいりましょー!
構図の調整
前回描いたカラーラフを、第一課題で作成した構図の分類表に乗せてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1681012297417-243CVWJXo7.jpg?width=1200)
▼画像の内容は下記サイトから引用▼
「【イラスト上達テクニック】構図でイラストの魅力を伝えよう!」
「イラストの構図で絵にストーリーを!構図の基本や種類、コツをプロが解説」
「写真が上手くなる!写真の基本構図10選【カメラ初心者向け】」
これで行くと、アオリ目で三角を作ったりなにかの隙間から覗き込むような構図にするのが良さそうです。
それを踏まえて構図を調整します。
もう一度カラーラフを描くのはしんどいので、そのまま下書きを描きながら調整します。
第一課題の反省で、下書きの前にパース参考の写真を撮ってたほうが良いというのがあったので、今回はそれに則ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1681012491035-ajud3faWVJ.png?width=1200)
丁度持ってたミニチュアの家具セットで
簡易パース参考写真を撮りました
机のパースが参考に出来るだけでかなり描きやすかったです。
下書きに合わせて修正したカラーラフがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1681012717320-v2QeLY7WXc.png?width=1200)
かなり臨場感が出たと思います。
元々もっと空を大きく見せたいなと思っていたので、それもクリアできててハッピーですね。
はやばやと線画へ
下書きもそれ程描かなくても、色面で別れてるので十分だろうという判断でそのまま線画に入ります。
余談ですが、今回は私が大好きなイラストレーターのスカイエマさんの絵を参考にしているので、前回とはまた違った作風になっています。
爽やか過ぎない、暑い夏!て感じが、あの色合いやコントラスト、線画の荒々しさがぴったりなんですよね〜。
なのでなるべく綺麗になりすぎないことを意識しながら線画を描きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1681014229800-ByxkjrLl5j.png?width=1200)
線画の時点からレイヤー分けしています
①手前の人物&机
②後ろの人物&机
③窓枠・壁やカーテンなど
④空や向かいの校舎など
特に目の描き方とかは大分普段と違いますね。今回は特に群像劇的な、集団の中の特別でない二人がメインのため、敢えて顔の描き込みは簡素にいきます(これもスカイエマさんリスペクト)。自然な仕草や顔の表情もなるべく意識しながら頑張ります。
カラーラフからの一枚塗り
今回は効果塗りではなく一枚塗りで行きます。途中色をイジり過ぎてカラースキームは無いのですが、カラーラフの絵をそのまま下塗りに乗っけてマスクし、そのまま描き込んでいきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1681014568456-7ruus0LrYN.png?width=1200)
こんな感じです!
今回はここまでで良いかなと思ったんですが、結構筆がノッてたのでそのまま最後まで完走することにしました。
加筆と仕上げ
上の状態だとまだ下塗り段階というか、何となく完成した絵に見えません。簡素な塗りでどうやったら完成度が上がるのか、ひたすら参考のイラストを見ながらぐりぐりイジっていきます。
とりあえず中央の情報量を上げるために細かく明るい色面を追加。全体の色味も少しずつ調整して、遠近感が出るように手前と奥で色合いを変えてみたりします。
最後に、どうしても動きが足りない感じがしたので、カーテンを結ばずなびかせてみたり、紙飛行機を飛ばしてみたりして完成。
![](https://assets.st-note.com/img/1681014863240-RzkLip32tO.png?width=1200)
(地味に中央の人物の表情も変えました)
とはいえやっぱり一枚で魅せるにはちょっと足りないような感じがするので、やはり3〜4枚で組み合わせるのが良さそうです。
(一枚であんなにインパクトがある画作りが出来るスカイエマさんは凄い!とさらに尊敬しました)
次にやること
とりあえずこの調子で残りの3枚も描いて、1セットを完成させることにします。それが魅力的に見えるかどうかで、今回の作品をそのままの方向性で進めていいかが分かるかな?
ということでスケジュール表を更新。
![](https://assets.st-note.com/img/1681015394587-RlOSa3kqPg.jpg?width=1200)
急に工程が濃密に……笑
描くものが決まってさえしまえばあとは早いもんだなというのが今回の作品で判明しましたね。
決まるまでが長いんだよなあ………。
良かった点
ラフであんだけダラダラしたのに、描き切っちゃうぞ〜!と決めてからの流れがスーパー早くてびっくりでしたね。1週1枚で4週で4枚描くのと、同時進行で4週で4枚描くのは結果としては同じでもやってやった感が違うかもしれません笑
途中でブレる心配がある時は、下手に同時進行せず愚直に一枚ずつ仕上げるのが良いのかなもしれません!
反省点
最後に色合いを調整するときがかなりブレブレで二転三転してしまったので、やはり一度カラースキームを作成して影色と光源色を決めるのが良いのかなと思いました!
改めてスカイエマさんの絵を見ると影色が紺だったり赤だったり鮮やかで多種多様な組み合わせを使い分けてるんですよね……。しかもそれを環境光として絵全体にきちんと落とし込んでるので、あんなにど派手な色遣いなのに違和感が無いという……。
この第三課題で少しでも近づけるように頑張りたいですね!
まとめ
今回はスカイエマさんリスペクト回!
実は学生時代に初めて表紙に惹かれて本を選ぶという体験をしたのがスカイエマさんでした。初めてイラストレーターの名前を調べて探して、個人サイトで見まくった人でもあります笑。
こんだけ書いて知らない人からすると??って感じだと思うので、スカイエマさんの紹介だけ最後にさせてください。
▼スカイエマさんの個人サイト
▼作品集(画集)
▼作品集(ムック)
アマゾンだと公式のリンクが探せませんでした……。
作品集は両方持っているのですが、個人的にはムックの方がオススメです。
画集の方は個人サイトに掲載されているのも多く、見覚えのあるものが多かった印象です。ムックの方は書籍の表紙が沢山載っていて、自分が好きだった本の表紙などが載っていてかなりテンションが上がりました。
そして何より表紙の絵がスキ!!!!!!(これ大事)
最後にはインタビューも載っているので、個人サイトで絵を見てスカイエマさんに興味が出た!という方には是非オススメです。
それではみなさまお疲れ様でした。
来週もこの進捗が維持できるように(できれば土曜更新を目指して)ガンバリマス!
▼よろしければこちらもどうぞ▼
pixiv:53
Twitter:@53goushitsu