見出し画像

長崎漆器と長崎螺鈿

石川と長崎を活動拠点を目指してます。tomohiro です。
石川県輪島市に漆芸を学んで、地元の工芸とは何かと模索しているところでございます。
漆芸の書籍等をしらべると、かなりの確率で長崎の事が書かれてあります。
長崎の出島からオランダに経由してヨーロッパに多くの美術品を輸出した。
すごい量の美術品がヨーロッパにあるんですね。あー、ヨーロッパ行きたい。
約二年間、長崎漆器と長崎螺鈿について文献や品物を調べてました。
長崎であった博覧会で国旗を燃やして、輸出が減少し衰退して滅びた的な内容。
また滅びてます。
こんなにも、文化や歴史が面白い町はそんなにないと思うんですけど、悲しいことばかりです。
今年長崎で有名な鼈甲店も無くなり、いろんな昔の良い建物や文化、技術が終わろうとしてます。
この土地に飛行石を持ってる人がいるのかなというぐらいのバルス感です。
装飾や技法が多すぎて、一人では恐ろしいほどの時間がかかる品物になります。
長崎県歴史文化博物館には多くの長崎漆器、長崎螺鈿が展示してあります。
ただ、長崎にその技術が残っていません。
バルス。
長崎螺鈿は富山の高岡螺鈿に似てて、綺麗なんですけれど、幾何学模様の杣田細工が好きです。
長崎螺鈿、長崎漆器を復活させたいのもあり、石川に漆を学んだ自分です。


一緒に取り組んでくれる方がいたら連絡ください。
写真は以前サラリーマン職人時代に制作した中華街の門でごさいます。
長崎で漆芸をするにはまず知ってもらうためにボチボチやっていきます。

よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは、素材や技術を守る為の活動のために使用したいと思います。