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Vol.36【アルスーア〜ペドロウソ】スペイン巡礼おばさん奮闘記

21/06/2023 巡礼5日目

朝、歩き始めは元気で「この調子だったらどこまでも歩けそう❣️」と思うのですが、いつも15km過ぎくらいから左足に違和感が出始め、今日はとうとう一歩進むのにちょっと時間がかかるほど痛みが走りました。
テーピングのおかげで、膝は不思議なほど痛みません。靴紐が解けたのをしゃがんで結び直した後から、腰がしばらく痛みます。今日の歩行距離は22km35,000歩でした。

どこかの学校のカリキュラムなんでしょうか?若い学生達でいっぱいの
アルスーアの教会のミサ

小学生位の子達も歩く巡礼道。スペインの学生は小さい頃からこうやって宗教学習を積んでいくんですね。

教会のミサ

のお話は、学生達が分担して行っていました。若い清らかな声が教会中に響き渡って、意味は分からなくても感動しました。

昨日ミサに出た教会の外観
教会前の広場のモニュメント。牛との酪農生活が伺えます。
空がだんだん明るくなっていく様が綺麗で、みんな立ち止まって写真を撮っていました。
道は泥や水たまりで歩きづらい所があります。左端を歩いているおばちゃんは重そうな荷物を背負って坂道も頑張ってゆっくり歩いてました。時々追い越したり、追い越されたり、年代は私よりも高そうです。
朝食にカフェコンレチェとツナのパイ。付け合わせに朝からポテトチップスがたくさん。
カフェの芝生を駆け回っていた可愛い
ワンちゃん

毎朝6:00に起きて、7:00に宿を出て、2時間くらい歩いた所で出て来た

カフェで朝食

をとるのが日課になりました。カフェは巡礼道沿いに5〜10km間隔であります。みんなそれぞれのペースで歩いて、休憩して、また出発するという感じなので、お店の回転も途切れることなくちょうどいい感じで休憩が取れます。30分ほど休んで、トイレに行って、巡礼手帳にスタンプを押して、また歩き出します。

ちょうど牛の移動の時間と重なって、道が塞がれたので後ろからゆっくり歩きました。棒を持ったおばちゃんが牛のお尻を叩きながら移動させてる姿がカッコよかったです。
カミーノ沿いには古靴の再利用で植物を入れているお家をよく見かけます。
どこも紫陽花が満開です。
なんのお花でしょうか?ピンクが鮮やかで可愛らしいです。
本当はヨーグルトがないか聞いたのですが、オレンジジュースとフレンチトーストを頼んでしまいました。
今日はドッグカミーノの子をたくさん見かけます。カフェでも大人しく人間が食べ終わるのを待っています。

酪農家の仕事は生き物が対象なので、なかなか大変そうです。

広い草原に放牧されている動物

をよく見かけます。広々とした牧草地を自由に動き回れていいなと思っていましたが、朝・晩、管理する苦労は並大抵ではないんでしょうね。サリア〜の道沿いはまだマシですが、ピレネー越えの道が動物の糞だらけで、落ちてない地面を見つけるのが難しいくらいでした。
一見、遠くから見ると緑の綺麗な草原ですが、至る所が糞だらけという事がわかりました。それが堆肥となり、緑が繁り、それを栄養として動物が食べる。こうやって大地の恵みが連鎖していくのかと、ちょっと感動しました。

紫陽花満開。日本の家の紫陽花がどうなったかちょっと心配になります。
ガリシア州ガイドの堀さんお勧めの
O Ceadoiro レストラン。カミーノ沿いにあります。
スペインオムレツ(トルティージャ)はジャガイモが入って、中まで固くしっかりと焼かれている事が多いのですが、ここのトルティージャは中がトロッとしていて、日本人好みです。ビールともよく合います。
ホームメイドのチーズケーキ。レアで美味しかったけど、流石にお腹に応えました。
O PINOに到着
鶏が町役場(?)のモホンの上に飾られています。何かいわれがあるんでしょうね。あとで調べてみたいです。
今日の宿泊地ペドロウソ。
ペンションの可愛いシングルルーム。バスタオルもベッドの足掛けもフワフワです。足マットまで羊毛ラグが置いてあり感動。
共同スペースのソファも元気の出るビビットな色です。
女性向けで洒落ています。

でも、こんな

可愛らしいペンション

の一室のベッドの上で今苦しんでます。
流石に今日はカフェで食べすぎました。特に最後のチーズケーキがいまだお腹に溜まってて、もたれて苦しいです。

宿についてからバタンキューでしばらく横になっていました。他の宿泊者が共同スペースで楽しくおしゃべりをしているのが聞こえていましたが、どうしても起き上がれませんでした。

明日がスペイン巡礼の最終日。
明日の朝までに回復すればいいのですが・・・

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