鳴くな鈴虫、東京のど真ん中のクセに。
5/4 今日もまたPCの前に座っている。
今日は、やけに風が涼しい。
まるで真夏の夜みたいだ。みんなで行った夏合宿の夜みたいな風だ。鈴虫が鳴いてる。なんでもないのに切なくなる。
GWは気晴らしができるどころか、連休明けの勤務についてのことばかりか考えてしまう。これから本当にやっていけるのかな。そんな思いがどうしても体から離れない。結果、今日もパソコンの前にいる。やることやって、noteに向かっている。
社会人になったんだな。学生の記憶が美しくなるのは、学生の頃ではない。こうやって社会人になって、いかに自分が無知であったか、いかに甘ったれていたのかが分かる。それと同時に、甘ったれていた生活にも沢山の価値があったんだなって思う。
鳴くな鈴虫。東京のど真ん中の癖に。
5月のくせに。
この音、この風が沢山の思い出を乗せてやってくる。全てがフラッシュバックする。過去に戻ってやりたいことなんて、山程あるっちゃあるし、ないっちゃない。でも、生きてきた全ての夏が順番に僕の目の前を通り過ぎていく。
別に学生生活がキラキラしていたわけではない。中途半端に遊び、中途半端に熱中し、中途半端に恋愛し、中途半端に勉強してきただけだ。たったそれだけなのに、溢れるくらい目の前には思い出がある。
今更思い出したくもない花火がある。思い出したくない公園がある。これじゃあなんだか、自分が不幸みたいじゃないか。
でも、そうじゃない。
ちゃんと生きてきたんだなって思う。
ちゃんと笑ってたんだなって思う。
なんだか今日は、センチメンタルになっちゃった。
今日はじっくり、夜を味わおう。
そして明日からも、笑おう。
今まで通りで、いいんだよね。
戯言に付き合ってくれたみなさん、ありがとう。
今日は全員にビールおごりたいです。
僕はジンジャーエールでお願いします。
じゃあね。